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まぼろしの幽霊ホテル

2月25日(木)

そういえば、前回の「訪れた町クイズ」のヒントを出し忘れていた。

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この町がどこかわからないと、話が次に進まない。いや、わかったとしても、かなりわかりにくい話である。というか、こんなことを気にしているのはこぶぎさんだけか。

今回、「隣の国」で泊まるホテルは、「隣の国側チーム」のリーダーが全部予約してくれていた。

ずいぶん前に、今回の出張の日程表が送られてきて、そこには予約したホテルの名前も書いてあった。

今回は「隣の国の人たち」も用意周到だなあと、その予定表を見て思った。

しかし、それが甘かった。

1日目(昨日)のホテルは、なかなか快適だったのだが、2日目、つまり今日のホテルは、この国を出発する前から私自身も少し心配していた。

というのも、事前にホテル名で検索してみると、2日目は、「1日目に訪れた町から車で南に1時間ほど行った、有名な古典の舞台にもなった町」に泊まることになっていたのだが、予約しているホテルというのが、ずいぶんと山の中にあるようなのだ。

地図で見ても、周りに何もないような場所に立地している。

(本当に周りに何もないなあ、山の中に泊まるんだろうか…)

私は不安になった。

さて今日。

一日の日程が終わり、「隣の国側チーム」の車に分乗して、そのホテルに向かうことになった。

それぞれの車は、カーナビにそのホテルの名前を入れて、出発した。

この時点で、車を運転する「隣の国側チーム」の誰もが、ホテルの正確な場所を知らない。

1時間ほど走り、その町の中心地を通り過ぎて、車はどんどん山の中に向かっていった。道はどんどん狭くなっていくし、どんどん不安が増してくる。

(本当にこんなところにホテルなんかあるんだろうか…?)

運転していた「隣の国側チーム」の人たちも、ここへ来てようやくことの重大さに気づいたようだった。

すると、「隣の国側チーム」のリーダーの車が、一足早くそのホテルに着いたようで、どうやら車で引き返してきたところに、私の乗っていた車がすれ違った。

「どうしたんですか?」

とリーダーに聞くと、

「ホテルを変更する」

というのだ。

私たちは、理由も聞かされず、その町の中心街のほうに戻り、中心街にあるモーテル(韓国によくある、予約なしで泊まれるホテル)を適当に見つけて、そこに泊まることになったのだった。

だったら最初から予約なんかしなければよかったじゃん!

という言葉が出かかったのを、私は我慢した。

あとで聞いたところでは、「隣の国側チーム」のリーダーが、一足先にそのホテルに着いたとき、ひどい山の中で、周りに何もなく、まるで「幽霊ホテル」のようだったので、「さすがにここに泊まるのはまずい」ということにようやく気づき、急遽キャンセルすることにしたのだそうだ。

ただ、キャンセル料を取られるのがイヤなので、

「同行していた車が高速道路でひどい事故に遭い、死者が出て、泊まるどころではなくなったので、キャンセルします」

とその場でホテルへ嘘の電話をして、キャンセルしたのだとか。

今日はその、飛び込みで入った中心街のモーテルの部屋にいるのだが、かなり快適な部屋である。最初からそうすればよかったのだ。

不思議でならないのは、「隣の国側チーム」のリーダーは、なぜ、そんな山の中のホテルを最初に予約したのか?ということである。

予約するときに気がつきそうなもんだろ!と思うのだが、「隣の国側チーム」のリーダーは、ホテルの場所も確認せずに予約したとしか思えない。

他の人の推測では、おそらくホテルの名前を見て、「町の名前を冠したホテルだから、きっとその町を代表するいちばん有名なホテルなのだろう」とリーダーが勝手に思い込んで予約したのだろう、とのことだった。さもありなん、である。

用意周到のようで、詰めが甘いのは、いかにも隣の国の人らしい。

私たちが泊まるはずだったその幽霊ホテルが、どんなホテルだったのか?見てみたかったなあ。

さて、私たちが泊まるはずだったそのホテルの名前というのは…。

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コメント

そんナモン、分かるか!

こちらも旅続き。今日は今日とて、往復4時間高速を飛ばして、隣県で本格的なバス映画を見て、帰って来たばかりなのだ。

広いシアターに、観客は年齢層の高い3人だけ。贅沢なレイトショーである。

やっぱ、台湾はいいわ。この街並み、この風景。

台風は強烈だし、バス天国だし、韓国と同じで停留所にバス止まらないし。

台中あたりまで来れば、もお、映画「あの頃、君を追いかけた」の世界。

そんなバス旅の結末は、はたして成功したか否か。

そんナモン、言えるかい!

投稿: 今日停馭こぶぎ | 2016年2月26日 (金) 02時40分

こぶぎさん、またしても正解です!

ぜひ隣の国を舞台にした路線バスの旅も映像化してほしいですなあ。私自身、隣の国ではふつうにバスを乗り継いだりしてますけども。

投稿: onigawaragonzou | 2016年2月26日 (金) 23時41分

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