国民の怒り
4月29日(金)
諸事情があり、今回はロードバイクを車に積めない。
首都高の料金が値上げしていることを、料金所でお金を払うときになって、初めて知った。
「普通車は1300円です」
「せ、せ、1300円!??」
以前は930円だった。それがこの4月から一気に1300円に値上げしたのである。1.5倍ほど上がってるではないか!
そんな値上がりの仕方って、ある???
首都高だけではない。別の高速道路も値上げしているではないか!!!
有無を言わせず、いきなり暴力的な値上げを断行するなんて、国民をバカにするにもほどがある!
そもそも、高速道路の料金は、将来的には無料にすることが約束されているはずで、無料化の方向に進むどころか、ますます国民から金を巻き上げる装置になっている。
消費税増税よりもタチが悪い。事態はさらに暴力的なのである。
みんななぜ、国民をバカにしたようなこんな仕打ちに対して、怒らないのだろう?なぜデモをしないのか?
こういうときこそ、国民は立ち上がるべきである!!!
…と、運転しているあいだじゅう、ずっとムカムカしていたのであった。
途中、ガソリンを入れようと、サービスエリアのガソリンスタンドに立ち寄ると、ガソリンスタンドの店員さんが言う。
「左後ろのタイヤ、どうかしたんですか?凹んでますよ」
車から降りて見てみると、たしかに左後ろのタイヤだけが凹んでいる。
「ほら、左後ろのタイヤだけ、他のと違いますね」と店員。
「たしかにそうですねぇ。そういえば以前、左後ろのタイヤがパンクしてしまって、交換してもらったのです」
「空気が漏れている可能性があります。このままでは危険なので、調べてみましょう。今、タイヤをはずして調べてみますので、店の中でお待ちください」
ガソリンスタンドの店員さんは、左後ろのタイヤをはずして、チューブから空気が漏れていないかどうか、時間をかけて確かめてくれた。
「タイヤから空気が漏れているわけではないようです。ただ、空気圧が他の3つのタイヤと違いました。他の3つは2.2くらいなのですが、左後ろのタイヤだけ1だったんです」
「そうですか」
「空気圧を他の3つとそろえておきました」
「ありがとうございます。料金は?」
「ガソリン代だけいただきます」
タイヤの異常の原因を無料で確かめてくれたのである。
高速道路料金の値上げの怒りが、これで少しおさまったのであった。
しかしまた別の怒りが。
タイヤ交換をしたあのタイヤショップに、今度は疑いの目を向けざるを得なくなる。
なにしろタイヤ交換をしてくれたのが、あのヨボヨボのおじいさんだったからなあ。
さて、今回の私の旅の行き着く先は…。「こぶぎ予想」は当たるだろうか。
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