再会中央線
5月4日(水)
お昼の12時。「前の職場」の卒業生のOさんとCさんの二人と、東京駅で待ち合わせる。
OさんとCさんは、社会人になってから、毎年5月の連休に旅行に出かけるのが恒例行事らしい。
昨年は二人で金沢を旅行したあと、東京駅で私と待ち合わせ、3人で東京駅近くの居酒屋で歓談した。
そして今年。
二人は大分の湯布院に行くつもりで計画を立てていたが、地震のためキャンセルせざるを得なくなった。
でもまあせっかくの連休だからと、東京駅の近くでお昼を食べようということになり、私も1年ぶりに二人に会うことになったのである。
仕事のことやプライベートのことなど、例によって二人の近況を聞く。
「これから5月の連休は、旅行に行くことと、先生に会うことを恒例行事としたいと思います」
「じゃあ、5月の連休は予定を開けておかなければいけないな」
4時間近く喋って、次の再会を約束して、東京駅でお別れした。
私はそのまま中央線の特別快速に乗り、30分ほどかけて次の目的地であるK駅に向かう。
今度は前の職場の同僚のひょんさんと会うためである。
午後6時からK駅北口の居酒屋で飲みましょうということになったのである。
ひょんさんとも不定期だが年に数回、お酒を飲みながらよもやま話をするということが恒例行事になっていた。
事前にひょんさんからいただいたメールに、「もし早く着いたら、近くに古本屋があるのでそこで時間を潰すとよい」とあった。
少し早く着いたので、目的の居酒屋の近くをぶらぶら歩いていると、小さな古本屋があり、
(ここがひょんさんがいっていた古本屋だな)
と思ってお店に入ると、すでにひょんさんがいた。
「やはりここでしたか」
その古本屋は小さいながらも、センスのいい本ばかりを集めていて、本棚を眺めていると思わず時間を忘れそうになる。
午後6時になったので、目的の居酒屋に移動して、お酒を飲みながら四方山話をする。
このブログの話にもなり、
「ブログの読者は、自分がブログに登場すると嬉しいものだ。反対にとりあげてくれないと、がっかりすることもある」
と聞き、なるほどそういうものかとあらためて思った。ブログの読者は、たとえていえばラジオのリスナーであり、リスナーがラジオを聞くがごとく、ブログを読んでいるのである。
…そんなこんなで、ビールと焼酎を飲みながらの四方山話は、4時間近く続いた。
「また会いましょう」
「ええ、次回も中央線沿線がいいですね」
さて次回は、どこの駅で降りるだろう。
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