出馬要請の極意
7月13日(水)
最近はどんな仕事をしているかというと、いろいろな人に会ったりメールを出したりして、出演交渉やスカウトに明け暮れる毎日である。
人に会うことを厭うことなく、交渉しなければならない。
私のもっとも苦手とする仕事である。
しかしいまはそれを、誰よりも頻繁におこなっている。
メールでの交渉も多い。
一日がメールを書いて終わることだってあるのだ。
ある方に出演交渉をおこなったところ、半月近くメールでやりとりさせられた。
私が粘り強く交渉すればするほど、もったいぶるのか何なのか、はぐらかそうとする。
この人しかいない!と思いながら出演交渉してきたのだが、これでは埒があかないと思い、この方との交渉を諦めた。
もう一人の方に交渉するも、やむを得ぬ事情により断られる。
打つ手なしか!と天を仰ぎ、ダメ元で最後の砦となる方に交渉したところ、快諾いただいた。
結果的に、いちばんよい結果となった。
最初に「この人しかいない!」と思っていたのはたんなる思い込みで、そんなことは全然なかったのである。
今日もそうである。
2,3週間前からある方に出演交渉していたのだが、そろそろタイムリミットの日である。
「そろそろお返事を…」
とうかがうと、きっぱりと断られた。
その断られ方は、これ以上粘ってもダメだ、という断られ方である。
(この人しかいなかったのに…)
万事休すか?天を仰ぐと、ひとり、候補となる方の名前が浮かんだ。
ただ、快諾いただけるかどうか…。
急いでその人に交渉してみると、その場で快諾していただいた。
これもまた、結果的にいちばんよい結果となった。
都知事選の出馬交渉っていうのも、こんな感じなのかな。
まあそれはともかく。
結論。
どんな局面でも、この人しかいない!という結論は、ありえない。
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