検索ワードの憂鬱
ここ最近、高校時代の友人、「元福岡のコバヤシ」から、携帯電話にゴキブリに関するメールがひっきりなしにやって来る。ゴキブリとの格闘が、楽しくなっちゃったらしい。
いかに高校時代の親友といっても、彼の文章を立て続けに載せるわけにはいかないので、最新のメールの内容は、前回の記事のコメント欄に載せることにしたので、お時間のある方はお読みいただきたい。
いずれ、本ブログ左上の「アーカイブス」のコーナーにまとめて掲載しようと思うが、よくよく考えるとこれらは、アラフィフのオッサンが、ガラケーのボタンをピコピコと押しながら仕上げた妄想小説である。
つまりは、「ケータイ小説」である!!!
大多数がスマホを使っているいま、「ケータイ小説」というのは、まだ健在なのだろうか?それとも世間はいま、「スマホ小説」に移り変わっているのだろうか?さらには、ガラケーで長文を書く文化は、いまや若者ではなく中年にその中心が移り変わっているのだろうか?
そう考えると、「ケータイ小説」の変容とその社会的背景、というテーマは、卒論のネタになりうると思うぞ。
それはともかく、書くことの喜びを知ったコバヤシには、ブログを始めることをオススメする。
さて、ブログのアクセス解析には、「検索ワードランキング」というのがあって、どんな言葉で検索をかけた結果、このブログにたどり着いたのかが分析できるようになっている。
私のブログの場合、最も多いのは、
「宅配ボックス 暗証番号 わからない」
である。
世間には、自分のマンションの宅配ボックスの暗証番号がわからない人が非常に多いらしく、困り果てた人が、インターネットで検索をするらしいのである。
で、その筆頭に出てくるのが、
という私のブログなのである。
つまり、このブログで最も多くの人に読まれている記事というのが、
「ああ!宅配ボックス」
なのだ!
だが、読んでみればわかるように、この記事を読んでみたところで、何も解決はしない。
すがるような気持ちで最後まで読んだ人は、
「ちぇっ!なんの役にも立たねえ」
と、腹を立てて、もう二度と読んでくれないに決まっているのだ。
同じように、どんな検索ワードで、このブログが筆頭に出てくるかを確かめてみると、
「伊集院光 山本太郎」
「ナンシー関 矢野顕子」
「映画 蔵の中」
などで検索すると、私の記事が筆頭に出てくる。
めちゃくちゃ恥ずかしい!
ほかにもあるかも知れないが、恐くなったので、調べるのをやめた。
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コメント
ここ数日、夜になるとスマホを片手に道端に立ち止まっている子供や若者に出くわして、車を運転していると危ないのなんの。
特にU神社周辺とか、夜遅いのに人がうじゃうじゃいて、そんなにゴキブリ携帯小説を読むのが全国的に流行っているのか?
大体、昔から、街に出る時は書を捨てるものと決まっている。なのに、携帯を携帯して、どうする。
それはともかく、乙女旅ブログの現在の検索ワードは自転車ネタ一色である。
季節はもう夏。
吹きだまり自転車部の記事が、部長のブログにないのは、いかがなものか。
記事になるのが4年後なので、分からないかもしれないが、わたくしめは毎日早起きして、朝練を開始しているし(だからコメントも早朝に書くのである)、山に海にと、一人日帰り合宿も毎週敢行している。
ひとりで、日帰りで、どこが「合宿」か分からないが、体育会系の部活である以上、朝練と合宿は不可分なのである。
もっとも、わたくしめ、文化部一筋だったので、あくまでも仮想現実の話である。
仮想をさらに続けると、思うに、たぶん、自転車に乗らなくなったのは、「クロスバイクを買っても、いずれロードバイクを買うようになるから」という大人の判断でロードバイクをいきなり買ってしまい、ママチャリ、クロスバイク、ロードバイクという「自転車進化論」を経ずに済ましたからである。
ロードバイクに乗ろうと思うと、準備もいるし、時間も気負いも必要だ。
その点、フラットバーで、でかサドルで、スタンドや馬蹄鍵もついたクロスバイクがあれば、通勤に買い物にと、思い立ったら気軽に自転車を使える。
今日は天気がいいから、いつもの最寄駅でなく、一つ先の駅まで行ってみよう。
などと言った、ハイソでウェルビーイングな生活が待っているのである。
すくなくとも、原稿に埋もれた日々であっても、ブログのネタには困らないはずである。
というわけで、毎朝、駅まで乗っているママチャリは近所の中学生にあげちゃって、いつもの自転車屋まで、ロードバイクに乗って新車の買い付けに行くに限る。
まあ、いまさらクロスバイクに戻れないのであれば、現行ロードバイクをフラットバーロードに改造して普段使いして、かわりに、もっと高価なロードバイクを新調するものいい。
おりしも夏休み。
スポーツ自転車は、外国の新学期に合わせて秋に新車が発売されるので、予約するなら今である。
これぞ「自転車沼」。どっぷりはまって、さあ大変。
と、このくらい自転車ネタを書いておけば、吹きだまりブログにも、新たな検索ワードをゲットだぜ。
投稿: こぶぎGO | 2016年7月28日 (木) 07時24分
今日で授業も終わり。
期末レポートで「カマチャリ」をテーマにしたいという学生が質問に来た。
この地方では「カマチャリ」、つまりハンドルをかまきりの鎌のように変形させた改造自転車を見かけることが多く、この地方だけの流行として知られている。
学生と一緒に調べてみると、社会言語学者が「○○チャリ」という言葉の全国分布を知らべた記事が出て来た。が、とりわけ分布に地域性があるようではない。
この改造の呼び名も「カマチャリ」以外に、カマハン、鬼ハン、上げハン、ヤンチャリ、アップハンドル、チョッパー型自転車など、様々な異名があることが分かった。
さらに1980年代には、ブリジストンがその名も「カマキリ」というアップハンドルの自転車を売り出して大ヒットし、現在のシティサイクルの原形となっていることも分かった。
自転車屋さんや自転車メーカーの線から調べるといいね。
と学生に言うと、意外な答えが返ってきた。
カマチャリは自転車屋に改造を頼みません。自分達でやるんです。
なんでも、その学生のお兄ちゃんがヤンキーで、ある日突然、先輩のヤンキーに自転車を持ってくるように命令されて、戻って来たらカマチャリになっていたというのである。それも、どうやら腕力で押し曲げたらしいとのこと。
いくら力の強いヤンキーでも、鉄製のハンドルバーを素手で押し曲げられる訳がない。
横にいた、学生の友達が口をはさんだ。
どうも、ハンドルのねじを回すと改造できるらしい。ブレーキの位置も回して、飛行機の操縦桿のようにするそうだ。
それを聞いて、吹きだまり自転車部員の直感が働いた。
学生と別れると、早速、近所の自転車置き場をいくつか回り、駐車中のカマチャリを発見して、観察してみた。
市販されているママチャリのステムのクランプ部を絞めつけているボルトをアーレンキーで緩めて、ハンドルを前方へ押し倒す。
これだけでカマハンになる。
あとは、ブレーキハンドルやベルの固定金具のネジをドライバーで緩めて、使いやすい位置に付け直せばいい。
これなら自転車屋さんに頼むまでもない。しかもパーツ代もタダで、なんの技術力も必要なく、圧倒的な見た目に改造するができる。
ママチャリと侮るなかれ。
「カマキリ」の血を継ぐ末裔だけあって、これだけの作業で、秘めていたヤンキー魂が途端に牙をむくようになるのである。
だから、ママチャリに乗る時の「脳内BGM」も、高田渡あたりではいけない。
ズバリ横浜銀蝿か、百歩譲っても嶋大輔にすべきであろう。
なるほどユーチューブを探すと、やんちゃ中学生たちが全国各地で作った自慢の改チャリ動画がゴマンと出て来た。
したがって、カマチャリはこの地方独特の風習でない。
カマチャリのベースとなっているママチャリがそもそも移動範囲が狭い乗り物なので、その場所にしかないように見えるだけだ。
実際には、各地のヤンキーたちが「改造法」を自分達の後輩に直伝しながら、色々な呼び方でその美意識や価値観を伝承し続けているのであろう。
だから、クロスバイクを新調するからといって、駅までの自転車通勤に使っているママチャリを近所の中学生にあげるのは、ちょっと待ってほしい。
そのママチャリのハンドルを抜き取って、鬼の角のように屹立(きつりつ)させてロードバイクに移植すれば、「鬼瓦」の名に恥じないヤンチャロードの出来上がりである。
行き交うサイクリストは皆、刮目(かつもく)すること間違いない。
お試しあれ。
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(追伸)
前のコメントでは、クロスバイクを新調せよと書きましたが、小径車なんかもいいかも。
カマハンも似合いそうですし。
投稿: カマチャリこぶぎ | 2016年7月29日 (金) 22時49分