卒業論文
9月15日(木)
大学時代に最も恐かった先生と、いま、一緒に仕事をしている。
月に1回程度、都内で3時間ほどの会議をするのだが、会議なんてものではない。真剣勝負のゼミである。おまけに宿題も出る。
この年齢になってもまだ、宿題をやってこなかったことを先生に叱られるとはね。
会議が終わると、いつもの居酒屋で3時間ほどお酒を飲む。
このときの先生は、えらく上機嫌で、会議のときの厳しさとはうって変わって、おもしろい話をしたりする。
「いままで、いろいろな卒論を読まされたなあ」と先生。
「どんな卒論です?」
「いちばん可笑しかったのはね。
『夏目漱石と私 -とくに私について-』」
「ほとんど自分のことしか書かないってことですね」
一同大笑い。
私がこれまで読んできた卒論の中には、そんなぶっ飛んだ内容のものはなかったなあ。
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コメント
上手い!笑った。読んでみてーその卒論。漱石の立場は…
投稿: A.U | 2016年9月22日 (木) 11時53分