続・答えは風に吹かれている
10月14日(金)
「井上陽水 風に吹かれて」という検索ワードで、私の書いた過去の恥ずかしい記事が上位に出てくるらしい。今日、この検索ワードで、私のブログににたどり着いた人がいたようだが、明らかにこれはボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したがきっかけで検索したということだろう。
私はビックリするくらい洋楽に関する知識がない。中学生のとき、洋楽好きの友人がいて、よく家に遊びに行って洋楽のレコードを聴かせてもらったものだが、ボブ・ディランを聴いた記憶がない。恥ずかしいことに、大人になってから知ったのである。
ボブ・ディランの「風に吹かれて」がアメリカの公民権運動を象徴する歌となったことや、この曲のメロディーが、1865年、奴隷解放宣言直後に作られた黒人霊歌の「No More Auction Block(競売はたくさんだ)」からとられたものであって、つまりこの曲は当初から、公民権運動を強く意識して作られた歌だったのだ、ということを、つい最近、というか今日、知ったのだった。音楽評論家・高橋芳朗さんがラジオで喋っていた。
何度空を見上げたら
青い空が見えるのか?
いくつの耳をもてば
為政者に人々の悲しみが聞こえるのか?
何人の人が命が失われたら
あまりにも多くの人が亡くなったことに気づくのか?
その答えは、友よ、風に吹かれている
答えは風に吹かれている
歌詞を読んで、今さらながら、
(そうか、井上陽水の「最後のニュース」は、ボブ・ディランの「風に吹かれて」をやりたかったのか)
とようやくわかった。
親の愛を知らぬ子供達の歌を
声のしない歌を誰が聞いてくれるの
世界中の国の人と愛と金が
入り乱れていつか混ざりあえるの
今 あなたにGood-Night
ただ あなたにGood-Bye
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