マンツーマンツアーガイド
11月26日(土)
2日間にわたる公式行事が終わり、今日はフリーの日である。
今回の旅では、新卒入社2年目の新人君も随行していて、彼の見聞を広めるために、私に韓国を案内せよと、上司からお達しがあった。「場所は任せるから」。
ということで、私はまる1日、新人君のツアーガイドに徹することになった。
さあ、どのようなツアーにしようか?
考えた末に、郊外の町に行くことに決めた。私にとっても、久しぶりに訪れる町である。
韓国に留学していた2009年2月、当時の職場の教え子たちが、卒業旅行として韓国に来てくれたのだが、そのときに案内した町である。
新人君も、年齢からいえば大学生とさほど変わらないので、あのときのツアーを再現しよう、と思ったのである。
ソウルの宿泊先から1時間半ほど、鉄道とバスを乗り継いて、目的の町に着く。
歩き続けているうちに、あまりに寒くなり、しかも途中で雪が降ってきた。
しかし雪もまた、風情がある。
お昼になり、昼食をとることにするが、私がこの町に来ると必ず行くお店に行った。カルビ焼肉の店である。
「腹一杯食え」などと若者に肉を食わせるなんぞ、もう完全におっさんのやることだな。
夕方、宿泊先の近くに戻り、周辺を歩く。
このあたりも、7年前の卒業旅行の時に、学生たちを連れてきた町である。
あの頃から比べると、この町もずいぶんと変わった。
数年前に新しくできた「斬新な建物」のまわりには、おびただしい数の造花のイルミネーションが飾られており、息をのんだ。
この光景を、7年前の学生たちにも見せてやりたかったなあと思ったが、もう7年前の卒業旅行のことなどとっくに忘れてしまっているだろう。
そのとき連れて行ったマッコリの店はまだ営業をしていたが、そこには寄らず、タコ料理の店に新人君を連れて行った。
「もう食えません」さすがの新人君も胃が疲れたようだ。
さて、ここでクイズです。お昼に行ったカルビ焼肉屋と、夜に食べたタコの鍋に共通するハングル2文字とは、何でしょう?
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