このブログは、2008年11月に開始しました。ブログを始めて、まる8年になります。
最初は、2008年11月末からはじまった私の韓国留学の様子を余すところなく書き残そうと思ってはじめたのがきっかけですが、2010年2月末に帰国した後も、なんとなく惰性で続けて、今に至っています。最近は本業がアレなので、ブログを書く気力が続かず、サボり気味になっておりますが。
最近このブログを読むようになった方のために、少し説明いたしますと。
よくコメント欄にコメントを書いている「こぶぎ」さんという人は、「前の前の職場」の同僚だった人で、毎日欠かさずこのブログをチェックして、コメントを書いてくれています。私と同世代で、ラジオっ子だった人です。
ラジオで言えば、私がラジオパーソナリティーだとしたら、こぶぎさんはヘビーリスナー、しかも常連のハガキ職人です。
私のフリートークに触発されて、それに突っ込みを入れたり、補ったりするコメントを書いてくれます。それも、かなり凝ったコメントです。
最近は私が頻繁に出張するので、その出張先に関するクイズを出し、こぶぎさんがコメント欄でそれに答える、というやりとりがもっぱら行われています。
ただし解答は、出張先の地名をストレートに答える、というものではなくて、答えじたいが、読者にまた考えさせるという、クイズ形式になったりしています。
他の読者は、こぶぎさんのコメントの意味を読みとくことで正解にたどり着くわけで、つまりこのブログを読むには、かなり頭を使うということになるのです。
最近はもう、こぶぎさんの答えが他の読者には訳のわからないものになってしまっているのではないかと懸念しています。
他の読者はとっくに置いてきぼりなんだろうな、でもまあ別にそれでもいいか、と思わなくもないのですが、少しだけ説明を加えますと。
前回、前々回の「カルトQ」シリーズは、今回の出張の道中で立ち寄った場所に関するクイズでした。
いずれも、「水曜どうでしょう」という番組の「試験に出る石川県・富山県」というシリーズに出てきたロケ地です。前々回のクイズの答えが、「なぎさドライブウェイ」で、前回のクイズの答えが「千枚田」でした。
たまたま今回の出張のルート上に、この2カ所があったので、出張の空き時間を利用して立ち寄ったのでした。
こぶぎさんのコメントは、「水曜どうでしょう」の「試験に出る石川県・富山県」というシリーズを見た人でないとわからないような解答になっています。
それだけではありません。前回のコメントは、もっとわからなかったでしょう?
じつはこの時期、「前の職場」で毎年恒例の「モギ裁判」の学生公演があり(モギ裁判、というよりも、演劇的要素の強い法廷劇なのですが)、前の職場にいた頃、好きでよく見に行っていました。
こぶぎさんもこのモギ裁判が好きで、50㎞ほど離れた会場にわざわざ見に行っていて、この時期になると、その感想をこのブログに書いたりしていました。
残念なが私は、勤務地が移ってしまったので気軽に見に行くことができなくなりましたが、こぶぎさんは今も毎年、モギ裁判を見に行っているようです。
おそらく今年も、その感想をコメント欄に書いてくれることでしょう。
前回のコメント欄の解答には、そういうことも背景にあるのです。
ですので、ずーっとこのブログを読んでいる方でないと、こぶぎさんのコメントを読み解くのは、とても難しいわけです。
さて、話を戻しますと、最近の出張は、メンタル的にもかなりキツいので、空き時間を見つけては、「水曜どうでしょう」のロケ地に立ち寄ったりしています。
最近では、「だんごが空を飛ぶ」(2016年7月29日)とか、「正解してもどうということのないクイズ」(2015年2月20日)などが、「水曜どうでしょう」のロケ地がらみのクイズです。
しかし後者のクイズはもっと凝っていて、「先週私が訪れた「市内に小さな川が流れている町」と、今週私が訪れたこの町に、共通してゆかりのある昔の偉い学者とは、誰でしょう?」という、これだけ書いたのでは全くわからないクイズを、こぶぎさんは「西田幾多郎」と、見事に正解しているのです。
こぶぎさんは、ブログに掲載されている写真から、これが「水曜どうでしょう」の「絵はがきの旅」シリーズに出てきた金沢の武家屋敷のロケ地であることを特定し、さらにその前の週に私が訪れた「市内に小さな川が流れている町」を山口市と特定した上で、山口市と金沢市に共通する人物として、西田幾多郎を導き出したのです。
これは相当ブログを読み込まなければ、答えることができません。
しかも、当ブログではクイズに対して直接に答えを書いてはいけない決まりになっているので、答えがわかったぞとアピールするために、工夫を凝らしてコメントを書いているわけです。
これはほんの一例ですが、今後もいろいろなパターンのコメントが書かれることと思いますので、読者のみなさんはこれからも引き続きコメント欄にご注目ください。
以上、「吹きだまり再入門」でございました。
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