立食パーティーの憂鬱
一般論として書くんだけど。
立食パーティーというのが、大の苦手である。
みなさんは、立食パーティーを、どうやってやり過ごしているのだろう?
以前にいわれたアドバイスは、
「最初のうちに料理をたくさん食べて、おなかを満たしておくこと」
ということだった。
最初からいろいろな人と話し込んだりしていると、最終的に料理を食べるチャンスを失ってしまうから、いつでも臨戦態勢に入れるように、あらかじめお腹を満たしていくことが重要なのだそうだ。
最近はそのアドバイスを守って、最初にスタートダッシュで料理を食べるようにしているが、しかしそれもあまり度が過ぎると、
「あいつ、すげえがっついて食ってやがる…」
みたいに思われるかも知れないと思い、つい、遠慮したりしてしまう。
あと、どんなタイミングで人に話しかければいいの?
私自身は、話しかける価値のない人間なので、向こうからこちらに話しかけてくるなんてことは、まずない。
かといって、私から話しかけるほどの勇気も持っていない。
ただありがたいことに、誰にでもまんべんなく話しかけてくれる人がいて、話しかける価値のない私のような者にも、話しかけてくれたりする。
そういう人と話をしているとき、あることに気づいた。
その人は私に話しかけてはいるのだが、途中から、その人の視線が、私ではなく、別の方に向いているのである。
私と話しながら、次に話すべき相手を探しているのだ!
で、ちょうどいい頃合いに、
「ではまた」
とかなんとかいいながら、別の人のもとに駆け寄っていく。
なるほど、立食パーティーの極意は、話をしながら、次に話すべき候補者を目で追うことが重要なんだな。
そうすれば、途切れなく会話を楽しむことができるというわけだ。
立食パーティーも後半になると、ほとんど話しかけてくれる人もいなくなり、自分から話しかけるべき人もいなくなる。
こうして手持ちぶさたになる時間が、私にとっては「軽く死にたくなるとき」なのだ。
立食パーティーをやり過ごすことができる人は、本当に尊敬する。
そしてこんなことを考えている私は、大人として失格である。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 都内会合で疲労(2024.08.25)
- 気が抜ける(2024.08.22)
- プロローグとエピローグ(2024.08.02)
- お盆(2024.08.01)
- すべて暑さのせいだ!(2024.07.29)
コメント