昼間から呑む
12月30日(金)
年末年始、ロクなテレビ番組をやっていない。
むかしは、けっこう懐かしの映画を放送していたりしたものだが、最近はそれもほとんどない。
久しぶりにGyaOをのぞいてみたら、韓国映画「昼間から呑む」(2009年)をやっているではないか!
数年前にDVDでこの映画を見たのだが、もう私は、この映画の虜になってしまった!
失恋した青年が、ひょんなことからある田舎町を旅することになり、そこでさまざまな災難に出会う、爆笑ロードムービーである。
なんの変哲もない、優柔不断なふつうの青年が、何も悪いことをしていないのに、なんとなく事態が悪い方へ悪い方へと進んでいく。
それでもめげない青年。
旅の途中で出会う人たちは、親切なのか?そうでないのか?
この青年が旅先で人に出会うたびに、「悪い予感しかしない」のである。
映画を見ている間ずっと、「ザワザワした感じ」が続く。そう、この映画は「ザワザワした感じのコメディー」なのだ。
とりわけ私自身は、韓国に1年間住んでいたことがあるので、ここに登場する人たちの些細な台詞に、
(あ~わかるわかる。こういうこと言う人、いるよな~)
と、思わず手をたたいてしまうのである。
もちろん、別にそんな経験がなくても、十分に楽しめる。
この映画は、ノ・ヨンソク監督のデビュー作で、日本円にして100万円以下の低予算で作られたという。
オフィシャルサイトによれば「山下敦弘、ウディ・アレン、ジム・ジャームッシュにも通じるオフビート感覚と独自のテンポ感」だそうで、まあ専門的なことはわからないが、とにかくおもしろいの一言に尽きる。
年末年始、何も見るものがなかったら、「昼間から呑む」がオススメです!
2017年1月9日までGyaOで公開。
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