« 東京五輪音頭を考える | トップページ | 戦争の描き方 »

この世界の片隅に

1月1日(日)507e0f31f5a568e5

映画を見に行く。

昨年の元旦は、「スターウォーズ フォースの覚醒」を見に行ったが、今年は「この世界の片隅に」である。

ライムスター宇多丸さんが、昨年のシネマランキングで1位をつけていたので、これはぜひとも見に行かねばならないと思ったのである。

結果、号泣である。

宇多丸さんの述べるとおり、映画史上、屈指の名作である!

私ごときがこの映画を評論するような立場にはないので、たぶん私しか話題にしないだろう話を書く。

エンドクレジットを見ていて、映画の中に一瞬だけ登場する憲兵の声を、栩野幸知(とちのゆきとも)さんが演じていることことを知った。

あと、この映画の広島弁の方言指導も、栩野幸知さんが行っていることも合わせて知った。

栩野幸知さん、といっても、ふつうは誰もピンとこないだろうな。

僕がこの名前を知っているのは、大林宣彦監督の映画にしばしば出ていた役者さんだからである。

俳優のかたわら、劇用刺青師やガンエフェクトコーディネーターとしても活躍している。

大林監督の映画「日本殉情伝 おかしなふたり ものくるおしきひとびとの群」(1988)では、役者として出演しているかたわら、劇用刺青師としても活躍した。

めったに名前を見かけることがなかっただけに、「この世界の片隅に」のエンドクレジットで名前を見かけたときは、ちょっと感慨深いものがあった。

でも、なぜこの映画に声の出演をしたのだろう?と思って調べてみると、栩野幸知さんは広島県呉市の出身なんだね。

呉市を舞台にしたこの映画とは、深い縁で結ばれていたということだろう。

そして栩野幸知さんの方言指導のおかげで、この映画ではリアリティーのある生き生きとしたセリフを聞くことができたのである。

|

« 東京五輪音頭を考える | トップページ | 戦争の描き方 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 東京五輪音頭を考える | トップページ | 戦争の描き方 »