公用語は中国語
2月13日(月)
中3日でソウル入り。
金浦空港に午後3時に着き、そこから路線バスに乗って、仁寺洞(インサドン)まで行く。「鼻うがいの先生」が仁寺洞にホテルをとってくれたのである。
ホテルに入って驚いた。
うちのマンションよりも広い部屋である。
明日は朝から「鼻うがいの先生」が企画する国際学術会議である。
で、今日はその前日ということで、発表者が集まって晩餐をするということになった。
「夕方6時50分にホテルのロビーに来てください」
と鼻うがいの先生に言われ、言われたとおりに行ってみると、すでにみんな集まっていた。
「お久しぶりです」
と鼻うがいの先生。
「鬼瓦さん以外は、全員中国人です」
予想していたとおりだった。中国人は全部で6人。初めてお会いする方ばかりである。
「鬼瓦さん、中国語がわかるでしょう?」「鼻うがいの先生」は、中国語がペラペラなのであった。
「とんでもない!!!」私はすぐさま否定した。
さあ困った。この場には日本語がわかる人がひとりもいないのだ!
命綱は、「鼻うがいの先生」との間の韓国語だけである。
そのままホテルの横の食堂に入り、これまたおいしい韓定食のフルコースをごちそうになる。
中国の方々は、みな気さくな方たちばかりである。
ずっと楽しげな話をしているのだが、どんなことを喋っているのか、サッパリわからない。
「何を喋っているんです?」
「外国に行くときのビザの話とか、免税店のクーポン券の話とか、大学のコマ数は週に何コマだとか、昇級のことだとか、そんな話です」
なるほど。たわいもない話ということだな。
とにかく、いい雰囲気だということだけはわかった。
さて、中国の方々と食事をして、今さらながらだが、いくつか発見があった。
1.煙草を吸う人がいない。
以前は、中国人には煙草を吸う人が多いというイメージだったが、今回は煙草を吸う人がいなかった。
2.お酒をあまり飲まない。
これも以前は、中国人との宴会ではお酒を浴びるほど飲むというイメージがあったが、そんな人は1人もいなかった。
3.残さず食べようとする。
中国では、食べ物は残して当然という意識があるのだとどこかで聞いたことがあったが、決してそんなことはなかった。むしろ積極的に、
「もったいないから食べなさい」
と、大皿の料理を取り分けてくれるのである。
というわけで、私の中の偏見が一つずつくつがえされていく。
もっとも、まだこれは前夜祭なので、明日になるとどうなるかはワカラナイ。
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