民宿に泊まる
4月21日(金)
昨日の韓国からのお客さんのアテンドから一転。
今日から2泊3日で、山間部の町にフィールド調査である。
今回は一人旅ではなく、3人旅である。
同僚がぜひこの私を一度その山間部の町に連れて行きたい、ということで、ようやく実現に至ったのである。
朝7時半に家を出て、在来線で北に向かう。
10時10分に待ち合わせ場所の駅に着き、そこからHさんの車に同乗して、3人でその町に向かう。
180キロを走行し、午後3時、ようやくその町に着いた。
この町は、交通が実に不便な場所に位置する。
数年前の水害で、この町を通るローカル線が寸断され、いまだ復旧していないのだ。
道路の脇には、まだ少し雪が残っている。
初日の打ち合わせが終わり、宿に向かう。
そういえば、宿については、何も聞いてなかった。
この町にはビジネスホテルのようなホテルがない。
「民宿に泊まります」という。
(ひょっとして相部屋か?)
と、一瞬、嫌な予感がしたが、幸いにも、民宿では一人部屋だった。
もうひとつ懸念していたのは、宿でWi-Fiが使えるかどうか、ということだったが、この点もまったく問題がなかった。
「この町は、数年前の大水害以来、あらゆる場所でWi-Fiが使えるような環境を整備したのです」という。
人口4000人ほどの、陸の孤島のような山間部の町なのだが、ネット環境はむしろ先進的なのである。
民宿のご主人は、この町でいろいろなことを仕掛ける「仕掛け人」なのだそうだ。
初対面なのだが、とてもそんな感じがしないほど、気さくで明るくて前向きな方である。
「日本一美しいローカル線などといわれてますがね。実際のところ、『乗り鉄』と『撮り鉄』は、地元にお金を落とさないのです」
「どうしてです?」
「『乗り鉄』は、うちの町を通り過ぎてしまうでしょう。『撮り鉄』は車で来るので、やはりうちの町には泊まらないのです」
「なるほど」
…てな感じで、地酒を飲みながら、3時間ほどお話をした。
いよいよ明日が、調査の本番である。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 出張あれこれ(2022.11.30)
- からすまおいけ(2022.11.27)
- 傾聴の旅(2022.11.23)
- 無事に終わったのか?無事じゃなく終わったのか?(2022.09.29)
- 小椋佳談議(2022.09.27)
コメント
先週のG山でスキー部は休部し、今日から自転車部再開ということで、これから光の国そばの春が追いつく町へ行ってきますが、
この時期は入場料を取るらしく、桜のタダ見はできなさそう。
WiFiもつながったことだし、情報時間のん動調査頑張ってね。
投稿: カワイイこぶぎの助 | 2017年4月22日 (土) 08時55分
こぶぎさん、大正解です!
というか、当たりすぎていてコワい…。
このままだと、お昼に食べた太麺の担々麺のお店の名前まで当てられてしまいそうなので、もうクイズを出すのはやめます。
投稿: onigawaragonzou | 2017年4月22日 (土) 22時01分
坦々麺の店は、いとむずかし。
あと、入口の外から桜はタダ見できました。
が、町から距離は短いものの、アップダウンがあり、自転車よりも素直に無料シャトルバスに乗った方が楽かも。車で直接乗りつけると大渋滞ですよ。
さて本日は、そちらの町と同じ地方で、しだれ桜サイクリング。
立ち寄った酒蔵まつりで、カメムシならぬカ○○シを目撃しました。ウクレレ弾いてましたよ。
投稿: カワイイこぶぎの助 | 2017年4月24日 (月) 02時09分
こぶぎさん、大正解です!
酒蔵まつり、行キタカタなあ。
カメムシならぬカ○○シは、生放送が終わってから酒蔵まつりに駆けつけたんですね。行けるもんなんだなぁ。
投稿: onigawaragonzou | 2017年4月24日 (月) 07時07分
鬼瓦さん、大正解です。
ちなみに、その生放送で柔道の技を説明するために人形まで買ってきたのに、わかりにくいというSさんの一言でボツになったとか。
投稿: 赤メガネこぶぎ | 2017年4月24日 (月) 14時27分