ダビチファン脱退宣言!
4月7日(金)
めちゃくちゃ忙しいので、短い話題を一つ。
いままで誰にも言ってませんでしたが、私、ダビチのファンでした!
「ダビチ?知りませんねえ」
不思議なことに、K-POPファンを自称する人に聞くと誰もが、
「ダビチ?知りませんねえ」
という。
そんなに日本で売れてないのか?
とにかく私は、「My Man」という曲を聴いて以来、ダビチのファンになったのだ。
ダビチですよ!ダ・ビ・チ!
…やっぱりわからない?
韓国の女性デュオですよ!
…といっても、ずっと追っかけていたわけではない。
なんてったって、「My Man」しか聴いたことがないのだから。
先々月、韓国に行った折りに久しぶりに思い出し、CD屋さんに行ってダビチのCDを買ったのだった。
で、つい最近、ようやくそのCDを聴いてみたのだが…。
…うーん。
歌はとてもうまいのだが、なんというか、インパクトがないのだ。
もう一度言う。歌はとてもうまいのだ。
だが、なんというか、心が揺さぶられないのだ。
俺が思い描いていたダビチは、こんなだったっけ?
私のダビチ観は間違っていた。本来のダビチは、バラードを得意とするシンガーなのである。
2009年、私が韓国留学中のときに発売された「My Man」が、自分にとってのダビチ。
80年代のポップスを彷彿とさせる軽快な楽曲。
結局のところ、私は80年代的なポップスが好きなだけだったのだ。
留学という吊り橋効果によって、私はダビチのファンになったのだ。
そこで私は決意した。
今日をもって、ダビチファンを脱退いたします!
これからは「いちリスナー」として、ダビチを応援していきます!
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コメント
入学おめでとうございます。
では新入生の学科ガイダンスを始めるに当たって、一言ごあいさつを申し上げます。
先日聞いた話なのですが、私の友人に、ダビチの「My Man」と、最近買ったCDの曲イメージが違うといって、ダビチファンを辞めた人がいました。
みなさんはどう思われますか?
ダビチファンを辞めますか?
詳しくは、私が担当する「ダビチ史概説」の授業で話すことになると思いますが、
そもそも「My Man」は少女時代ユナが出演したドラマ「シンデレラマン」のOST(オリジナルサウンドトラック)の一曲にすぎず、この曲だけでダビチを語ることはできないのです。
ダビチの初期のヒット曲と言えば「8282(ぱりぱり=「早く早く」の語呂合わせ)」や「愛と戦争」「悲しい誓い」ですので、まずは最新盤のCDでなく、ベスト盤を買って聞けばよかったわけです。
確かにこの頃のダビチはまだ、歌唱力はあるものの、歌って踊る新人アイドルグループの一つとして人気を博していました。
しかし、ダビチは歴史の長いグループですから、企画社サイドのコンセプトも変遷しているのです。
例えば「女性時代」という曲では、SEEYA(シーヤ)やT-ara(ティアラ)加入前のジヨンと組まされて、「トロット(演歌)アイドルグループ」というコンセプトを強いられます。
しかし「時間よ止まれ」や「さよならと言わないで」、そして私のテーマ曲である「こぶぎ」などのヒットを経て、ダンスなしのボーカル勝負という、現在の「きれいなお姉さん系女性デュオ」のコンセプトを確立したのです。
私の友人は、このようなことを理解せず、自分の一時の経験だけから「ダビチ観」を形成してしまい、惜しいことにファンを辞めてしまったわけです。
みなさんは初期のダビチ観と、現在のダビチ観と、どちらが好きですか。
そうですよね。
森高千里を彷彿させる「おみ足」一つをとっても、断然、現在の方がカワいいですよね。
たとえが古くてすみません。
しかし、このように、本来はもっと多様で複雑なはずのダビチの歴史全体を見ずに、ほんの一部だけを見て、それでダビチ観全体を形成するのは、誤解のもとともなりかねません。
では、みなさんが誤ったダビチ観を持たないようにするには、どうすればよいでしょうか。
それは、過去から学ぶことです。
日本では「あみん」以降絶えてしまった「きれいなお姉さん系デュオ」ですが、
ダンス曲ばかりがヒットしている今日のKPOP界においても、一見、ダビチ以外には残っていないように見えます。
しかし少し歴史をひもとけば、「AS ONE(アズワン)」がダビチの源流であったことに気づくはずです。
実は、アルバム発売の間隔が空いているので分かりずらいかもしれませんが、アズワンは今も現役のグループなのです。
「アズワン」というグループ名から分かるように、まるで一人であるかのような美しい二人のハーモニーを通して、聞く人々へ歌と感動を届けること。
このアズワンのコンセプトこそが、KPOP女性デュオたちが憧れる保守本流であり、
歌の上手い新人を演歌アイドルグループ路線で売り出すなんぞといった、初期ダビチのコンセプトはそれに対するアンチテーゼの一つに過ぎなかったのです。
過去が分かったら次は未来、つまりインディーズ・シーンに目を向けてみましょう。
「プップッ」「屋上月光(オクサンダルピ)」「頬赤い思春期」など、ブレイク前の気になる女性デュオグループを散見すると、
楽器を演奏するなどおしゃれなアーティスト方向に振れてはいますが、彼女らが進む道もまた、アズワンやダビチが歩んできた道に続いていることがわかるでしょう。
歴史とは、過去のダビチと現在のダビチの終わりない対話なのです。
洞窟の壁に映った自分の影法師だけを見ていては、ダビチの真理に近づくことはできないのです。
この2年間しっかり学んで、みなさんも立派なダビチファンになって下さい。
最後にダビチだけでなく、ラブリーズとラ・ブームへの熱い応援もお願いして、
私のあいさつとさせていただきます。
ありがとうございました。
投稿: 新学期こぶぎ | 2017年4月 9日 (日) 13時38分
では、続きまして新入生を歓迎する歌を斉唱したいと思います。
歌は、期待の女性デュオ・プップッの「新入生ソング」です。
みなさんも「過去のダビチ観」がどこで形成されたのか、考えながらご唱和下さい。
https://youtu.be/YFccEyIw4uM
投稿: 新学期こぶぎ | 2017年4月 9日 (日) 14時37分
チャオ!
またまた旅の空にいます。
今日は、ゴンドラに乗って水辺めぐり。
そしてわかったこと。
イタリアのハッピーバースデートゥーユーは
イタリア語で歌う。
投稿: サンタルチアこぶぎ | 2017年4月10日 (月) 23時27分
入学式の後ってことは…?
わかった!毎年恒例の1泊2日の団体ツアーだな!
「夢の国」の「シー」のほうにあるアトラクションに乗ってたんだな!
誕生日の人がいるとゴンドリエがイタリア語でハッピーバースデーを歌ってくれるんだよな。
なんだい。うちの近所に来てるんじゃないか。
投稿: onigawaragonzou | 2017年4月11日 (火) 00時46分
チャオ!
東洋のベニスの朝は早い。
AbemaTVで朝5時から屋根部屋のプリンスの再放送を見たからである。
きょうはこれからイタリア新聞で製作体験してから
メディチ家の庭園内にある楠公像近くのリストランテでイタリア風幕の内を食べて帰る予定。
オフ会はまた今度ら(ゴンドラ)。
投稿: サンタルチアこぶぎ | 2017年4月11日 (火) 06時53分