« 居酒屋でスクワット | トップページ | 会議とは闘いである »

Don’t shut your eyes!

だんだんブログを書く気力を失っているのだが。

星野源、という人がかなりの人気らしい。

僕が星野源を初めて認識したのは、園子温監督の映画「地獄でなぜ悪い」に出演していたのを見たときだった。

そのときのエンディングテーマ曲が、すごくよかったのだが、たぶん地上波ではあまり歌われないのだろうな。

その星野源が、細野晴臣に傾倒していたことを、つい最近、知った。

なるほど、そう言われてみれば、星野源の曲は、ホソノさんの初期の曲のテイストに、なんとなく近いと感じることがある。

たしかな情報かどうかはわからないのだが、星野源とホソノさんとの対談か何かで、ホソノさんが星野源に一つだけアドバイスしたという。

「目をつむって歌わないように」

この話を聞いて、なるほど、と思った。

目をつむって歌うということは、自分に陶酔する、ということなのではないか。

そうあってはならない、というのが、ホソノさんのアドバイスの中にあるのではないだろうか。

それで思い出したことがある。

僕は学生時代、サックスをやっていたが、ソロなんか任されると、下手くそなくせに目をつむって演奏したりしていた。

あれはたぶん、自分に酔っていたのだろうな。

ところが、僕が神様とあがめているジャスサックス奏者のナベサダ(渡辺貞夫)さんは、絶対に目をつむって演奏しない。

どんなにメロディアスな曲でも、どんなにアドリブが盛り上がっても、絶対に目を見開いて演奏しているのだ。

そうか、ナベサダサんは、決して自分に陶酔しなかったんだな。

だから僕は、ナベサダさんの演奏が大好きだったのだ。

その一方で。

国民的にとても人気のあり、音楽のクオリティーも高く、どちらかといえばアーティストというべきバンドがあって、そのバンドの熱烈なファンだと公言すると、なんとなく「イケてる人」みたいな感じになるのだが、僕はそのバンドの音楽が、どうしてもなじめなかった。

もっといえば、そのバンドの熱烈なファンであると公言する人をみると、僕はなんとなくその人を信用できなくなるほど、どん引きしてしまうのだ。

もっとも、そのバンドは国民的な人気を誇るバンドなので、僕のような人間はかなりひねくれた人間ということになるのだが、僕がなぜ、その国民的なバンドとその熱烈なファン層を好きになれないかが、ようやくわかった。

それは、

「彼は目をつむって歌う」

からだ!

もちろん、音楽に陶酔することじたいは悪いことではないのだけれど、僕はそこに、なんとなく自己陶酔のにおいを読み取り、さらにはその自己陶酔と一体化する熱烈なファンに対しても強烈な違和感を抱いてしまったのだろう。

ま、そんなことがわかったところで、どうということもないのだが、自分の中にある無自覚な好き嫌いの基準が、なんとなくわかった気がして、ほんの少しだけ溜飲が下がった思いがしたのである。

|

« 居酒屋でスクワット | トップページ | 会議とは闘いである »

音楽」カテゴリの記事

コメント

らららーらららららー

只今ササンのターミナルでバスを待ってます。

周りの人がなまっていて、ドラマ「応答せよ1994」そのままです。


投稿: 旅人こぶぎ | 2017年5月 8日 (月) 09時44分

こぶぎさん残念!バンド名は不正解です!
ところでどこに向かっているの?

投稿: onigawaragonzou | 2017年5月 8日 (月) 19時26分

らーらーらー ららーらー
地名ありきの回答ですから、不正解もオブコース。

明日大統領になる人たちが首都でしのぎを削っている頃、こちらはこの国の民主主義の聖地で、静かにお墓参りしていました。

まあ華麗なる休暇です。

決して遊説先の予想が外れたとは、言葉にできなーい。

投稿: 旅人こぶぎ | 2017年5月 9日 (火) 00時42分

またもや残念!

そうか、本業で韓国に行ったんですね。

例の旧道庁のあたりはずいぶんと変わったんでしょうか。

投稿: onigawaragonzou | 2017年5月 9日 (火) 01時30分

ぴ ねりぬん ほなんそーん なめん りょくちゃ えー

今日は雨。黄砂も一休み。まあ今日乗る列車は南行きでなく、北行きですが。

道庁取り壊し反対派が隣の建物に籠城中のようです。噴水前ではスケボーする若者、後ろの文化殿堂はカップルでいっぱいです。


投稿: 旅人こぶぎ | 2017年5月 9日 (火) 07時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 居酒屋でスクワット | トップページ | 会議とは闘いである »