吾輩は猫でした
5月17日(水)
大阪への日帰り出張の帰り、妻から連絡が入った。
妻の実家で飼っていた雄の老猫が、今日、老衰のため息を引き取ったという。
享年18歳。
大往生、というべきであろう。
結婚する前から、その猫は妻の実家で飼われていたので、私はその猫よりもあとに家族になった、新参者である。
猫は、自分が家族の中でどの位置にいるかを、よく知っていた。もちろん私は、猫よりも序列が下だった。噺家でいえば、猫の方が「あにさん」である。
妻と妻の実家の人たちは、文字通り猫っかわいがりしていた。家族の一員だった。
2年ほど前からだったか、後ろ足が急速に弱くなったみたいで、後ろ足を引きずって歩いたりしていた。
先週あたりから、食事ものどを通らなくなったようだったが、妻と実家の人たちの看病もむなしく、本日、旅立ったのである。
合掌。
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