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メッセージ

5月20日(土)

寝起きの状態で、映画館に連れて行かれる。

320何もわからないまま映画館に入り、見たのは、「メッセージ」という映画だった。

いわゆる「ファーストコンタクトもの」といって、地球の外にいる地球外知的生命と地球人とのはじめての出会いを描いた映画である。

そもそも、地球外知的生命と地球人とは、まったく言葉が通じない。

そこで、ある言語学者に白羽の矢が立ち、相手側の言語を理解しようとする。

もちろん、最初は相手の言葉がまったくわからないのだが、試行錯誤していくうちに、どうやら相手が使っていたのは、表音文字ではなく、表意文字であることに気づく。

そのおかげで、文字のパターンを解析することが可能になり、少しずつ、コミュニケーションが可能になっていく。

しかし、細かなニュアンスが、わからない。

相手側は、どうやら「武器を使う」みたいな表現をしているのだが、これが何を意味するのか?

戦争を始めるという意味なのか?

武器を供与しろという意味なのか?

武器を与えるという意味なのか?

あるいは、ただたんに、「武器」を「道具」と同じようなニュアンスで使っているのか?

地球人たちは、「武器」という言葉に過剰反応し、次第に疑心暗鬼になりはじめ、なかには地球外知的生命へ宣戦布告をする者もあらわれた。

はたして、地球外知的生命は、どんなメッセージをひっさげて地球にやって来たのか?

…このあたりは、黒船来航を彷彿とさせるような話である。

しかしこの映画のキモは、どうも、そこではない。

劇中で起こる、どんでん返しの部分に、この映画の本質がある。

(だまされたのは、俺だけか?)

と思って、おそるおそる妻に聞いてみると、勘のいい妻でさえ、

「私もだまされた」

といっていたから、たぶん、見ているみんながだまされたのだろう。

「ハッピーターンみたいな形の宇宙船でやってきた、タコみたいな地球外知的生命体が、タコスミを使ってコーヒーカップをテーブルに置いたときにできる円形のシミみたいな文字を書いて、地球人とコミュニケーションをとろうとする話」

なのだが、これだけ書いても、何のことやらわからないだろう。

思った以上に、複雑で深遠な物語である。

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