椀が出来ます
6月21日(水)
一昨年のことだったか、あまりなじみのない出版社から、ある「企画もの」の1冊の中の1章分を執筆してくれという原稿依頼があった。締切は昨年の8月末だったかと記憶しているが、締切を2カ月半ほど過ぎて、昨年の11月半ばくらいに原稿を出した。
その後、年度末くらいだったかに初校が出たのだが、私の書いた原稿が面倒な内容だったこともあり、かなり赤を入れて返送した。
(あれだけ赤を入れたんだから、再校で確認しないとな…)
その後まったく音沙汰がなく、再校も出ないので、不審に思っていたら、今日、その出版社からメールが来た。
「先般来、御世話戴いております本の件、お陰様で6月26か27日には出来上がることになりました。執筆者には即日ゆうメールにて発送致します。お届け先にもよりますが、早ければ翌日、遅くても6月29日頃までには到着かと思われます」
ええええぇぇぇ!!!
いきなり本が出るの???
再校を見ないまま本が出る、というのは不安である。
しかしもっと不思議なことがあった。
それは、出版社から来たメールの件名である。
「椀が出来ます」
というタイトルなのである。
「椀が出来ます」って、どういう意味だ???
何らかの誤変換だという予想はつくのだが、それが何なのかが、わからない。
「本が出来ます」
の誤変換だろうか?
しかし、「ほん」と打ち込んで「椀」という漢字が出てくる可能性はないだろう。
では、「椀」とは「わん」、すなわち、数字の1の意味の「ワン」だろうか?
だが、その「企画もの」は、第1巻ではなく、第4巻なのである。
第4巻を指して、
「ワンが出来ます」
というのもおかしいのだ。
それとも、文字通り、
「椀が出来ます」
という意味だろうか?
だとすれば、本文との関係がまったくわからない。
いったい、
「椀が出来ます」
という件名は、何を訴えようとしていたのか???
…というか、送信前に、この件名がおかしいことに気がつかなかったのだろうか?
摩訶不思議である。
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