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もし文豪がシリーズ

神田桂一・菊池良『もし文豪がカップ焼きそばの作り方を書いたら』(宝島社、2017年)が巷で話題になっていたので、読んでみた。

内容はタイトルの通りで、「カップ焼きそばの作り方」を、それぞれの文豪(文豪にかぎらず、文化人やさまざまな活字媒体なども含む)がいかにも書きそうな文体でまとめる、というもの。

やられたなあ、と思った。

このブログでも、以前に何度か、文豪の文体をまねた文章を書いているのだ。

赤いブログ(江戸川乱歩風)

ハルキをめぐる冒険(村上春樹風)

いつかそういう、文豪の文体をまねて書いた文章を集めて、本にして出したら面白いだろうなあと思っていたら、先を越された。

ただ、読んでみて、まだ改善の余地はあると思った。

取りあげている100名の文体のすべてが、完成度が高いというわけではなく、出来・不出来の差がある。

あるいは、その作家に思い入れがあるかないかによって、笑えるか笑えないかが決まってくる。

たとえば私は、村上龍と坂本龍一が対談している形式の「カップ焼きそばの作り方」が、くそ笑った。

それはある時期、2人の対談本に猛烈にハマっていたことがあるからである。しかし、この2人の対談本を読んだことのない人には、なんだかよくわからないかも知れない。

逆に、松本清張版「カップ焼きそばの作り方」を読んでみると、「なんか違うなあ」と思ってしまう。松本清張の文体に対する私なりの思い入れが強すぎて、

(そうじゃないだろう…)

と思ってしまうのである。

なので、この本を読んだ後、この本で取りあげられている文豪(作家)の文章を実際に読むことをオススメする。

そして自分だったらどう書くかを考えてみるのも楽しい。

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コメント

Y沢の

B級グルメと知ったから

七月六日は

やきそば記念日

投稿: 俵こぶぎ | 2017年7月15日 (土) 09時21分

この味がいいねと
鬼が言ったから
また来ちゃった今日は
クローバー記念日

今日はトマトカレーハンバーグです。

投稿: 今そこに居るこぶぎ | 2017年7月16日 (日) 17時30分

なんと、クローバーに行ったのですね!

投稿: onigawaragonzou | 2017年7月20日 (木) 00時36分

クローバーな店の入り口には、スポーツ自転車をひっかけるサイクルラックが置かれていて、ふきだまり聖地の次には、サイクリストの聖地を狙っている模様。

それにしても連休中の世界遺産周辺はひどい渋滞で、一度行けばもう結構という感じ。探偵みたいな場所からの滝の眺めがよかった。

翌日は高原で早朝サイクリング。行きはだらだら上りだが、帰りはダウンヒル。満州引揚後に開拓されたロシアっぽい牧場でペロシキをペロリ。

投稿: クローバーこぶぎ | 2017年7月20日 (木) 08時18分

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