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5つのゲラと格闘

9月13日(水)

ある友人から、「最近ブログを更新していないが、大丈夫か?」と案ずるメールが来た。

ブログを更新しないと心配されるので、少しは近況も書かなければならない。

今日だけで、3つのゲラがメールで送られてきた。

一つは、私の大学時代の1学年上の先輩がつとめる職場で、10月からイベントが始まるのだが、そのイベントに合わせて出される本の巻頭に、6000字ほどの文章を載せることになった。

8月のお盆前にその文章を書いたのだが、そのゲラがあがってきたのである。

しかもご丁寧に、私の書いた部分だけでなく、その本全体のゲラが送られてきたのである。

「気がついた点があったら遠慮なく直してほしい」と。

ゲラを見て驚いた。

100頁以上に及ぶ、なんとも中身の濃い本である。

これ、先輩のこれまでの仕事の集大成だな。

今回のイベントに対して並々ならぬ情熱が注がれていることがわかる。

一応私も「企画協力」という形で参加しているのだが、ここ最近は体調を崩したりしてあんまり役に立たなかった。

しかし、イベントが始まったら、先輩の期待に応えるような仕事をしよう。

二つめは、ある先生が編者の本の「あとがき」である。

10数名が文章を寄せていて、私もその1人なのだが、私は編者でもないのに、なぜかその本の「あとがき」を書く羽目になったのである。やはり8月のお盆の頃に書いた。

長い文章ではなかったのだが、いってみれば他人様が編者をしている本に「あとがき」を書くのだから、何を書いていいのかわからない。

まことに、奇妙な仕事である。

三つめは、ある業界誌が企画した座談会のゲラである。

今年の3月5日(日)におこなった座談会が、この秋にようやく日の目を見るのである。

5時間にもわたるとりとめのない話を、よくまとめたものだとも思うが、その一方で読み返してみると、思ったほど内容が面白くなく、愕然とする。

そのほか、今、二つのゲラをかかえている。

一つは、昨年末に出した、某出版社の企画原稿。ようやくゲラが出てきた。

予定では4月に刊行するはずだったのだが、締切を大幅に遅れて原稿を出した人がいたとかで、今頃になってゲラが出てきたのである。目次を見ると、執筆予定者が1人、忽然と姿を消しているので、たぶん「落ちた」のだろう。

もう一つは、6月25日(日)に某所でおこなったシンポジウムの講演録。

録音したものから文字起こししたものが送られてきたのだが、喋ったそのままを文字に起こしているので、まあヒドイ。

自分がふだん、いかにいい加減に喋っているかがよくわかり、落ち込んだ。

手直し、というか書き直しの作業は、実に根気がいる。

これで、全部で5つ。

これらを、なんとか連休前には送り返さなければならない。

あ、もう一つ忘れてた。

先日の日曜日に、都内某所で20人ほどの前で1時間ほど話した内容を、その機関が発行する雑誌に載せるので、10月10日までに原稿化して、送らなければならないのだった!

うーむ。かなりキツい。

それに加えて、このブログも頻繁に更新しないと、またよけいな心配をかけることになるし…。

まったく、書きすぎだな。

ちなみに、すべてノーギャラである。

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