原稿ため込み党の気がかり
10月末締切の原稿が、全然できていない。
なにしろ、気が遠くなるくらい、量が膨大なのである。
それに加えて、かなり神経を使う執筆内容。
7月からの体調不良のせいで、夏休みには、まったく作業を進めることができなかった。
10月末に至っても、まったく原稿に取りかかる集中力がない。いろいろな気がかりがあって、取りかかる気になれないのである。
これが自分だけの原稿であれば、全部自分が泥をかぶればいいのだが、何人かの方との共同執筆である。
しかも、その中で僕がいちばん若いのだ。
これはかなりマズい。
さらに悪いことに、刊行計画がもう決まっていて、そこから逆算した結果が、10月末の締切というわけである。
これは、体調がマシなときに、一気に進めるしかない。
ということで、この数日に4万字くらい書いたのだが、それでも私の割り当ての、まだ半分程度である。
とりあえずできた分を、先方に送った。
「残りは引き続き取りかかりますので」
と書いた。
まるで借金の返済のようだ。書いていない原稿のことをさして「負債を抱える」とは、よく言ったもんだ。
いまの私の気持ちは、『〆切本』『〆切本2』(左右社)を読めば手に取るようにわかるので、ぜひ一読をお勧めする。
| 固定リンク
« 記者発表の日 | トップページ | 父をおくる(抄) »
コメント