粉ミルク講習会
3月31日(土)
今日は退院の日である。
午前中に、病院の中で「粉ミルク講習会」があるというので、参加することにした。
なんでも、粉ミルクの業者が、宣伝をかねて講習会をしてくれるらしい。
粉ミルクなんぞ作ったことのない僕にとっては、ありがたい機会である。
午前11時。講習会の場所に行ってびっくりした。
男は僕一人。あとは全員、出産直後の女性ばかりである。
「あのう…私も参加してよろしいのでしょうか」
業者から派遣された講師に聞いた。
「ええ、どうぞ」
どうやら対象は、入院中の女性ということで、男性が参加することはあまり想定していないらしい。
私は遠慮して後ろのほうに座ったのだが、パジャマ姿の女性たちの集まりに、アラフィフのオッサンが一人紛れ込んでいるという絵面(えづら)になっている。
しかし、おかしな話である。
粉ミルクの作り方を知っておかなければならないのは、むしろ男性のほうなのではないか?
こちとら、母乳を出したくても出せないのだ。
粉ミルクを作るよりほか、お乳を飲ませる手段がないのだ。
女性よりも、むしろ男性が知っておくべき知識なのではないだろうか。
…と、そう思って参加してみたのだが、どうも主催者の意図はそうではないらしい。
主催者の意図ばかりではない。今日は土曜日だぜ。仕事が休みの男性も多いはずである。
参加しようと思う夫がまったくいないというのは、いったいどういうわけだ?
いったいこの時間、夫は何をしているのか?
それとも男性陣たちは、みな粉ミルクの作り方を知っていて、知らないのは俺だけということなのか?
疑問だらけである。
さて、肝心の粉ミルク講習会のほうは、粉ミルクの業者から派遣された講師が、さながらテレビショッピングの司会者のごとく、よそ行きのかん高い声で実演販売のようなことをして終わった。
営業臭の強い講習会だったが、まったく知らなかった僕にとってはためになった。
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コメント
粉ミルクの販売戦略とWHOコード
http://www.web-reborn.com/humanbirthpark/breastfeeding/who-code.htm
投稿: イクメンこぶぎ | 2018年4月18日 (水) 14時34分
今後はこぶぎさんがおすすめする情報のみを指針に、育児に励むことにします!
投稿: onigawaragonzou | 2018年4月20日 (金) 02時51分