とんだお宮参り
5月16日(水)
お宮参りというものに行くことになった。
今日は暑くなるというので、朝9時に神社に着くように出発した。
神社に向かう途中、車の中で、
ブリブリブリブリブリッ!!!
という音がして、車内が乳酸菌みたいなニオイに包まれた。
神社の駐車場に着いて、さっそくおむつを確かめると、大惨事になっていた。
あまりにも大量すぎて、どうもおむつだけでは受けとめられなかったらしい。
おめかしした衣服にはもちろん、チャイルドシートにも染みこんでしまった。
この日のためにチョイスした服を脱がせて、別の服に着替えさせる。
出すものを出したあとは、お腹がすくらしい。
お宮参りの控え室で泣き始めたので、授乳をすることになった。
「あと2分で、本日1回目のお祓いがありますけれど、どうされますか?」と巫女さん。
「すみません。次の回でお願いします」
授乳をしているうちに、お宮参りをするグループが次々と受付にやってきた。
私らを含めて、4組が同じ回のお祓いに参加することになった。
時間ぎりぎりまで授乳をして、いよいよお祓いである。拝殿に昇って、宮司さんによる祝詞が始まった。
ほかの3組の赤ちゃんは、実に静かであるのに、うちの娘だけが、火がついたように泣き出した。
泣き声が拝殿に響き渡る。宮司さんの祝詞がかき消されるほどの大声である。
抱きかかえている私は、居たたまれなくなり、「俺の所為じゃねえ」とばかりに、隣に座っていた妻に娘を預けた。
だがやはり泣き止まない。
他の3組の人たちが迷惑しているだろうなあと思うと、そればかりが気になり、宮司さんのありがたい祝詞がまったく入ってこない。
結局、なんだかよくわからないまま、お祓いが終了した。
終わってハタと気づいた。
授乳の直後は、決まってオシッコをするのだ。それでおむつが濡れて泣いたのだろう。
拝殿を降りて控え室に戻ってから、おむつを見てみると、はたしておむつが濡れていた。
おむつを取り替えると、とたんに晴れやかな顔になった。
なんともちぐはぐな感じで、お宮参りが終わった。
…もう一度、最初からやり直せないもんかねえ。
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コメント
イク休とは、親とうんちとの間の尽きることを知らない対話なのである。
うんちはとっても水が好き
https://youtu.be/MGxO8Ta-z4c
投稿: E.H.こぶぎー | 2018年5月18日 (金) 18時14分