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ミルク作戦第一号

いま、私の頭を悩ませているのは、例の「ミルク問題」である。

もうすぐ3カ月になろうとする娘が、ここ最近、哺乳瓶からミルクを飲むことをひどく拒絶するようになった。

母乳にすっかり慣れてしまったために、ミルクを飲むのを嫌がるようになったらしいのである。

だが、それでは、母親不在のときに母乳に代わるミルクを与えることができなくなってしまう。

そんなわけで、ミルクを飲ませるにはどうしたらいいか、ここ数日、試行錯誤が続いている。

粉ミルクの銘柄を変えてみたり、哺乳瓶の先端部を付け替えてみたり、さらには哺乳瓶自体を変えてみたりしたのだが、いずれもうまくいかない。

しかし、ある保育士さんから聞いた方法が功を奏した。

それは、抱っこして歩きながら、哺乳瓶を口にくわえさせるという方法である。

妻が試してみたところ、これがうまくいったのである。

順を追って説明しよう。

お腹がすいて、ぐずり出す。あるいは泣き出したりすることもある。

そのときは抱っこをして、少し部屋の中を歩き回りながら、あやしていく。

そうすると、だんだん心地よくなってくるのか、うつらうつらとしてくる。

この「うつらうつら」している瞬間を見はからって、哺乳瓶の乳首を口の中に入れるのである。

そうすると、あら不思議、チュパチュパと吸い出した。

つまり、意識がうつらうつらしている状態でミルクを飲ませると、すんなりと受け入れるのである。

我に返るとまた泣き出してしまうので、うつらうつらしている状態をキープしなければならない。

逆に熟睡してしまうと、やはりミルクを全然飲まなくなるので、熟睡させてはならない。

あくまでも、うつらうつらしている状態をキープすることが大切なのである。

しかし、これがなかなか大変である。

まず、ぐずり出した娘を抱き上げ、歩き回りながら、うつらうつらするのを待つ。このタイミングを間違えて、うつらうつらする前にうっかり哺乳瓶を口にくわえさせようとすると、大泣きして元の木阿弥になってしまう。この時点で私は、心が折れてしまうのだ。

うつらうつらしたところを見はからって、左手で娘を抱きかかえたまま、用意した哺乳瓶を右手に持ち、口に近づける。角度を間違えると、我に返って大泣きされてしまうので、慎重に口に持っていく。

さらにこのとき、あらかじめミルクをちょうどよい温度に作っておかなければならないので、ミルクを作るタイミングと、うつらうつらするタイミングがうまく呼応しなければならない。このへんの塩梅が難しい。

「相撲の立ち会い」がごとく、「その瞬間」を見はからって、意を決して哺乳瓶の乳首を口に入れる。

口がもぐもぐ動き出した!飲み始めたぞ!

しかし、うつらうつらしているため、どうしても口の動きが止まりがちである。

引き続き飲ませるにはどうしたらいいか。

これは、歩き続けるしかないのである。

つまり、左手で娘をかかえ、右手に哺乳瓶を持ち、歩き回りながら、ミルクを与えるのである。

それでも口の動きが止まることがある。

試みに、歩くステップを変えてみた。そう、たとえば、フォークダンスを踊るようなステップである。

すると、ゴクゴクゴク、と再び口が動き出したではないか!

そういえば、この「ミルク問題」の解決策をインターネットのQ&Aサイトで調べてみたときに、

「ワルツのステップを踏みながら哺乳瓶を口にくわえさせると、ミルクを飲むようになりました。嘘みたいな話ですが、本当です」

という回答があって、半信半疑だったのだが、まんざらこれは嘘ではないようだ。

今日はこの方法で3回ほど挑戦して、途中苦戦したが、なんとか飲んでもらえるようになった。

ただ、この方法には、一つ大きな問題がある。

それは、大汗っかきの私がこの方法でミルクを与えていると、終わる頃には滝のような汗が出て、親子共々ずぶ濡れになる、ということである。

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