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販促イベント

7月27日(金)

職場を出て、下北沢に向かう。

夜8時から、私も少しお手伝いした本の、販促イベントが行われるのである。

編者のOさんと、女性タレントのFさんによるトークショーである。

編者、といっても、Oさんはまだ若く、ちょうど私にとっては卒業生くらいのイメージである。

Oさんと女性タレントのFさんとは、高校時代の同級生だったらしい。

前日にOさんから来たメールに、

「明日のイベントでは、鬼瓦先生にマイクをふりますのでよろしくお願いします」

と書かれていて、恥ずかしいから行くのやめよっかなあと思ったのだが、ドタキャンするのも大人げないので参加することにした。

10数年ぶりに下北沢駅を降りて、ブラブラと歩いていると、あるライブハウスの前に、

「ザ・ショッキングLIVE」

という看板を見つけた。

ザ・ショッキングとは、高校時代の二つ下の後輩・ジローが所属するバンドである。

そうだった!今日はジローのライブが下北沢であるんだった!

しかし開演時間を見ると、販促イベントとまるかぶりである。

うーむ。残念だが仕方がない。ジローのライブはあきらめて、販促イベントの会場に向かった。

会場は、あるビルの地下にある本屋さんで、その本屋さんにはイベントスペースがあり、そこではほぼ毎晩、いろいろな本についてのトークイベントを行っているようであった。

地下に降りると、すでに多くのお客さんが集まっていた。

「鬼瓦先生、どうもありがとうございます」

見ると、編集者のOさんだった。

「本の完成、どうもお疲れ様でした」と私はOさんに言った。

本に関わった人たちが何人か来ていて、編集者のOさんが私に紹介してくれるのだが、すでに会場は熱気に溢れていて、私はたちまち汗だくになり、顔から汗がしたたり落ちた。

そうなるともう、自分の汗が気になっちゃって、挨拶もそこそこになる。

私は汗が止まらなくなると、他人との会話がおざなりになるという悪い癖があるのだ。

まことに不自由な体である。

小さなスペースに、お客さんは40人くらいはいただろうか。かなりのぎゅうぎゅう詰めである。

後ろのほうは、どうやら本に関わった人たちらしいというのがわかるのだが、前に陣取っている人たちというのがよくわからない。30代~40代くらいの、サラリーマン風の男性が多い。

「前のほうの方たちは、おそらくタレントのFさんめあてで来た人たちでしょうな」

と誰かが言っていた。なるほど、そうなのかも知れない。

2時間にわたるトークショーじたいは、微笑ましいものであった。最後は時間がなくなり、私にマイクをふられることもなく、安堵した。

トークイベントが終わり、引き続き本のサイン会がその場で始まった。

編者のOさんの前には、本にサインをしてもらおうと、長蛇の列ができていた。

帰り際、編者のOさんに挨拶してから帰ろうかとも思ったが、なにしろ汗が噴き出ていてそれどころではなかったので、挨拶もせずにそのまま会場を出ることにした。失礼なヤツだと思われたかも知れない。

まことに不自由な体である。

再びジローのライブハウスに向かったが、こちらもどうも終わっているっぽかった。

なかなかうまくいかないものだ。

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