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原稿ため込み党の夏

どーも、原稿ため込み党党首のおにがわらです。

原稿ため込み党を結党したのが2013年7月。以来、順調に原稿をため込んでおります。

もうね、ここ最近疲れっちゃって、原稿を書く気が起こらんのよ。

「明日から、本気出す!」の毎日。

絶対に書かなきゃいけない原稿がいくつかあって、それを書かないと、

「鼻の穴と穴の間の壁を、ニッパーでプチンと切って鼻の穴を一つにします」

と脅されているんだが(嘘)、それでも書く気が起こらない。

何より、このブログが、原稿を書くことを妨げている。

「だったら、やめりゃあいいじゃん」

と言われそうなのだが、こちらはこちらで、生存確認みたいなものなので書かないといけない。

先日も、ある編集者から携帯に電話があった。

「はい、おにがわらですが」

「あのう、…以前お願いした原稿ですが…」

あ!すっかり忘れていた!

「至急送っていただけないでしょうか」

「わかりました」

さて困った。まったく手を付けていない。

帰宅してからも、どうも書く気が起こらない。

日付が変わる頃になってようやく書く気が起こり、急いで書いてメールで送った。

かなりのやっつけ仕事である。

正直なところ、書いた原稿の中には、かなりのやっつけ仕事もけっこうある。

やっつけ仕事の原稿を書いて出したあとは、自己嫌悪に陥って、ひどくへこむ。

じゃあ、やっつけ仕事ではない原稿はどうかというと、やはり書いたあとは自己嫌悪に陥って、ひどくへこむ。

結局どっちにしても、自己嫌悪に陥って、ひどくへこむわけだ。

こんな感じのやっつけ仕事の原稿ばかり書いていていいんだろうか、とへこんでいたら、コラムニストの小田嶋隆さんのツイートに、こんなことが書いてあった。

「家族を捨てないと本当の創作ができないと思いこんでいるかわいそうなクリエーターにお伝えしたいのは、片手間のやっつけ仕事でそこそこの結果が出せない分野で頑張るのは無駄だよということです」

この人の言い回しは、いつも皮肉っぽくてちょっと過激なのだが、いまのアタクシには救いの言葉である。

片手間のやっつけ仕事でそこそこの結果を出すのが、この業界で生きていく秘訣なのかも知れない、と、自分を正当化してみる。

さて、いまから本気出してやっつけ仕事をする!

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