無防備都市
登場する鉄道
A線 おしゃれな町と町を結ぶ私鉄
B線 都内を横断する都営地下鉄
C線 参詣列車に由来する私鉄
D線 スカイツリーを通る都営地下鉄
日ごろの通勤時間は、2時間半である。
A線→B線→C線というルートで職場に通っている。
今日の午前中は、職場で、「未完成予告編」についての会議があり、15分ほどプレゼンをしなければならない。
朝、A線に乗ると、アナウンスがあった。
「B線は、車両点検のため、ただいま運転を見合わせております」
またかよ!
最近、ほんとに多いなあ。
仕方がないので、JRを使ってC線の乗換駅まで行き、そこからC線に乗り換えて職場に行くしかない。
JRとの乗換駅であるS駅を降りると、改札口がすげー混んでいた!僕と同じように、B線に乗れない人たちが、流れ込んできたのだろう。
JRのホームに向かう地下道は、人が多すぎて歩けない。
まるで苦役に赴く奴隷のごとくである。
だれひとり、文句を言わないで、歩いている。
すげえなあ。
ようやくJRに乗り、長い時間かけて、C線との乗換駅に到着した。
C線の駅から電車に乗り、職場の最寄りの駅に向かう。
職場の最寄りの駅の数駅手前で、乗っていた電車が止まった。
「ただいま、塩害による停電が発生した模様です。状況がわかるまで停車します」
数日前の台風の影響で、海水が架線に付着し、停電を起こしたらしい。
たしか昨日もそれでC線が停電になったと思うのだが、引き続き今日も塩害による停電である。
(うーむ。会議に間に合うかなあ)
電車は少しずつ進み、なんとか職場の最寄りの駅に到着した。
ぎりぎり、会議には間に合い、「未完成予告編」のプレゼンも無事に終わった。
さて、夕方からこんどは、都内で打ち合わせである。
目的地は、D線の終点の駅。
午後1時半に職場を出て、職場の最寄り駅から2時前の電車に乗れば、乗り換えなしでD線の終点の駅に着く。
職場の最寄り駅に着くと、
「C線は、全線で運転見合わせ。復旧のめどは立っていない。JRを利用してください」とのこと。
仕方がないので、路線バスに乗って、JRの駅に向かう。
かなり時間のロスだが、仕方がない。
JRに乗り、D線の乗換駅まで向かう。
D線の乗換駅で電車を待つが、なかなか電車が来ない。
D線は、ふだんはC線からの直通運転の電車がけっこう多いのだが、C線が全線で運転見合わせになったために、直通運転はできなくなり、そのせいでダイヤは大混乱となった。
結局、職場から2時間半ほどかけて、D線の終点に到着。約束の時間を、40分も過ぎていた。
もはやこの国の鉄道が定時運行するなどという神話は、崩れてしまったんだな。
打ち合わせが終わり、1時間半ほどかけて帰宅。
今日の移動時間は、7時間である。
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