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読者対面

11月8日(木)

今日は新幹線で3時間かかる「前の勤務地」で会議である。

会議が終わった夕方、今度は在来線で1時間ほどかかる「前の前の勤務地」に移動する。

明日は、「前の前の勤務地」の近くの町で用務があるため、「前の前の勤務地」に泊まることにしたのである。

…固有名詞を書かないので、なんともわかりにくいな。

元同僚のkさんが、こぶぎさんの運転する車で、チェックインしたホテルまで迎えに来てくれた。

「いまから職場に行きましょう」

「どうしたんです?」

「会わせたい人がいるんですよ」

「誰です?」

「ブログの読者です。実は、ある学生にこのブログを紹介したら、その学生が鬼瓦先生に会ってみたいということになりまして」

「学生ですか?」

「そうです。2年生です」

2年生というと、20歳である。はたしてこんな訳のわからないブログなんかを読んで、おもしろいと思う20歳の若者なんているんだろうか?というか、教育上よくないぞ!

「前の前の職場」に到着し、20歳の読者と対面した。

あんまり詳しいことは書けないのだが、その読者によると…。

今年の夏休みに、自分の生まれ故郷の町の公共施設で、実習をした。

「そのとき、その職場の方々が、口々に鬼瓦先生のお話をなさるんです」

たしかに僕は、その公共施設に何度も行ったことがあり、そこでつとめている方々をよく知っていた。

「で、鬼瓦先生ってどういう人だろうと、K先生に聞いてみたら、鬼瓦先生のブログを紹介されたんです」

なるほど、そういう経緯で、元同僚のKさんはこの学生さんにブログを紹介したのか。

「先生がこの公共施設でお仕事されたことについて、以前ブログに書かれましたよね」

「ああ、書きましたねえ」

「私、その記事に出てくる人のお名前や施設名、全部手にとるようにわかるんです」

なんと!固有名詞を伏せているにもかかわらず、その読者は、それが全部わかるというのである!

世間というのは、狭いねえ。

と同時に、このブログがいったいどれくらいの範囲の人たちに読まれているのか、急に恐くなった。

…まあそんなことは考えないようにしよう。

「もう、完全なダマラーだね。いずれオフ会に参加してもらおう」

脇で聞いていたこぶぎさんが言った。

ひょっとするとこれは、最年少ダマラーである。

最年少ダマラーとの対面が終わり、お腹がすいたので、こぶぎさんとKさんと僕の3人で、食事に行くことにした。

ここからが、8月以来の本格的なオフ会である。

オフ会というのは、ダマラーであるこぶぎさんやKさんが、ブログに書いてあることの真意をただしたり、ブログには書けなかったことを言い合ったりする会のことである。

このときこぶぎさんは、メモ用紙にビッチリと、ブログの内容についての質問や確認事項を書いて、それをもとに話を進めていく。

オフ会なので、その内容は当然ここには書けない。

ひとつだけ書けることを書いておくと、

「『ダマラー』の語源は『リスナー』ではなく、『アムラー』から作った言葉ですからね」とこぶぎさん。

「わかってますよ」と僕。

「え?『シノラー』ではなかったんですか?」Kさんが驚いて質問した。

「違いますよ!『シノラー』ももとは『アムラー』から派生した言葉です。ですから、元祖は『アムラー』なのです」

「なるほど」

「あと、『ダマラー』という言葉を発明したのは、この私ですから。そこのところを間違えないように」こぶぎさんが念を押すように言った。

ま、ここに書けるのは、それくらいかなあ。

あ、もうひとつ。

こぶぎさんは、このブログの記事がアップされると自動的にメールにそのお知らせが来るというシステムを、個人的に開発したのだという。

つまりこぶぎさんは、このブログの記事がアップされるやいなや、リアルタイムでその記事を読むことができるというのだ。

「…ということはですよ。いちどアップしたけれど内容がアレなんでやっぱりや~めた、という記事も、逃さず読んでいたってことですか?」

「もちろんですとも。だから、あとになって記事を削除されると困るんですよ」

うーむ。これからは、記事のアップも慎重にしなければならない。

…というわけで、喫茶店を2軒ハシゴして、オフ会は終了した。こぶぎさんの車で、ホテルまで送ってもらう。

車中では、Kさんが「コレナンデ商会」がいかにおもしろいかという話を熱弁していた。

運転しながらその話を聞いていたこぶぎさんが、途中で、

「フフフ」

と意味ありげな笑いをした。

「どうしたんです?」とKさん。

「いえ、なんでもないです」

「気になりますよ」

「ここでは言えませんよ」

「ますます気になります」

「鬼瓦さんをホテルに降ろしたら言います」

おいおい!どういうことだ???

そうこうしているうちに、ホテルに到着した。

「じゃあまた」

と言って別れたが、僕が車を降りてから、こぶぎさんはKさんにどんなことを話したのか?

気になって仕方がない。

なんともモヤモヤした終わり方である。

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コメント

(ホテルの前にて)

オフ会お疲れ様でした。それじゃ、あんにょーん。

(ばたん)

あのう、鬼瓦さんに言えないことって何なんですか? とても気になるんですけど。

あ、オフ会で平らげていたボルガライスとミニシロワールの合計カロリーが1766キロカロリーで、晩飯一食だけで1日の必要量の88.3%も摂取していた、ということですか?

それじゃ白衣のボタンも留まらなくなるなあって、それじゃないでしょう。

じゃ、翌日に訪れると言っていた博物館までは、最寄り駅から伸びているサイクリングロードで、片道5キロの近距離だということですか?

レンタカーなんか借りなくても、最寄り駅でレンタサイクルを借りれば安く済んだんですけど、その話でもない。

プデュ(Mnetで今夏放送されたサバイバル番組「プロデュース48」のこと)にAKBメンバーが参加していたために、AKBのユーチューブチャンネルのコメント欄が外国語ばかりになっているとか?

「会いに行けるアイド」ルよりも「会いに行けないアイドル」の方が全世界からファンが集まってくる、ってそんなことじゃないです。

じゃあ、その番組からデビューした「IZONE(アイズワン)」の生中継で、AKBファンのために動画チャット欄でざっくりと字幕を日本語に訳して打ってたのが僕だった、ということですか?

どさくさに紛れて自慢するんじゃありません。一体、言えないことって何だったんですか?

それは、(ピー)の(ピー)が(ピー)と同じだというなんですけど。

ああ、それはオフ会でもさすがに言えませんね。

むしろ、鬼瓦さんのためですから。

ま、次のオフ会で話したいですけど、あちら次第ですかね。

投稿: 客と運転手の会話(こぶぎ) | 2018年11月11日 (日) 04時01分

4ヶ月後に明らかになったクイズの答えが知りたいのに、一昨日の金曜ロードショーを見られなかったよい子の読者のみなさんは、Abema TVに急げ。

(ピー)の(ピー)が(ピー)と同じだから。

実時間放送は終了しましたが、アベマビデオであと10日間無料視聴できるよ。

https://kametome-spinoff-hollywood.com/

投稿: こぶぎを止めるな | 2019年3月10日 (日) 00時37分

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