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続・クラウドファンディングがどうした

クラウドファンディングがどうした

11月23日(金)、25日(日)

3連休のうちのこの2日は、「クラウドファンディングのリターンイベント」のために、職場に休日出勤である。

おかげさまで予想を上回る支援をいただき、その支援でもって無事に目的の「成果物」を納品することができた。

そのお披露目をするのが、今回の「リターンイベント」である。

で、僕は、その「成果物」を前にして、支援くださった方々に1時間強の解説をする、という仕事を仰せつかった。

1日目は、僕を含めたスタッフ3人、2日目は、僕を含めたスタッフ2人が解説を担当する。解説者1人あたり、およそ5,6名の支援者(出資者)がつく。つまり、5,6名の方の前で、解説を行う。解説といっても、一方的にこちらが喋るばかりではなく、出資者の方々に自由に質問してもらい、それに答えるという形式も適宜取り入れたりする、ざっくばらんな解説会である。

出資者の全員が来るわけではなく、1日目と2日目のどちらかに来られる人だけが来ているので、実際にはそれほど人数が多いわけではなかった。

イメージとしては、「絵画」を目の前にして、5,6人の方々に対して1時間ほど解説をする、と思ってもらえればよい。

いわば出資者に対して御礼として行うイベントなので、出資者が満足するイベントにしなければならない。

クラウドファンディングの出資者って、どんな感じの人なんだろう?最初はまったく予想がつかなかった。むしろ、前に述べたように、僕自身が酷い偏見を持っていたかも知れない。

1日目、実際に出資者の方々の前で解説をしてみると、みなさん実に熱心で、誠実な方ばかりであることがわかった。質問も的確である。説明をしていても、打てば響く感じがして、とても心地がよい。

年齢層も、僕と同じくらいの世代やその少し下の世代あたりの方が意外と多くて、ふだん高齢者の方々ばかりを相手にお話ししている感じとはまた違って、新鮮だった。本来はこういう年齢層の人たちをもっと取り込まなければならないのだ。

打てば響く客層だということがわかったので、そうなるとこちらも、1時間飽きさせないような話をしなければならない。通り一遍の話ではダメで、さまざまな例え話やエピソードを挟みながら、あらゆる話術を駆使して、あっという間に1時間が終わった。

2日目の出資者の方々も、前回と同じような雰囲気の方たちばかりで、とてもやりやすかった。目の前の「成果物」は前回と同じだが、前回とは全然違う質問が出るので、話は意外な方向へと広がったりする。僕自身、前回とはまた違う話ができて、喋っていてまったく飽きることがなかった。

あっという間に1時間がたち、出資者の方々は次のプログラムの場所へと移動した。

「なかなかおもしろかったで」横でずっと解説を聞いていた上司が僕に言った。「はじめてわかったわ」

いままでわからなかったんかい!

これからも辛抱強く、「語り部」としてこの事業の重要性を訴えていくしかない。

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