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鬼上チキのセッション22

久しぶりの「鬼上チキ セッション22」。

今夜のテーマはこちら!

「探求モード!新4K8K衛星放送はじまる!マンション管理組合を揺るがす電波漏洩対策助成金とは!」

ハイ、私もはじめて知ったんですけど、今日はこの、総務省が進めている「電波漏洩対策助成金」について、考えてみたいと思います。

2018年12月1日から、「新4K8K衛星放送」が開始されました。これにともなって、いま、全国のマンション管理組合が大揺れだというのです。どういうことかといいますと。

ご承知の通り、新4K8K衛星放送とは、超高精細の新しい衛星放送のことをいいます。この新4K8K衛星放送は、現在の受信設備のままで視聴できるチャンネルもありますが、すべての新4K8K衛星放送を視聴するには、受信設備の改修が必要です。受信設備の改修には、アンテナのほか、ブースタ、分配器、壁面端子などの設備を改修(交換)する必要があります。

ただ、今の段階では、新4K8K衛星放送のコンテンツも少ないことから、今すぐすべてのチャンネルを視聴する必要性もなさそうな気がしますよね。

べつに新しい設備なんて必要ないよ、いままでのアンテナで見られる範囲の放送が見られればいいよ、と思われる方も多いかも知れません。

実はそういうわけにもいかないのです。

「電波漏洩対策」というのをおこなう必要があるのです。

では、この電波漏洩対策、とはどういうものでしょうか?

新4K8K衛星放送で新たに使われる周波数は、ご家庭の無線LANなどで使われる周波数と非常に近いものが使われているのだそうです。

そのため、これまでのテレビ設備機器を使用しているマンションでは、電波漏洩を起こし、携帯電話や家電製品、Wi-Fiなどの無線電波に干渉すると考えられています。

簡単にいえば、新4K8K衛星放送を見ようとすると、いままでの設備のままだと電波障害を起こして、マンションの中で携帯やWi-Fiが使えなくなるという事態に陥るのです。

そこで、電波漏洩対策の施された機器を取り付けるなり、交換したりしなければならないということになります。

何でこんなことになっちゃったのか?

総務省が、よく確かめずに、携帯電話会社の周波数に近い周波数を新4K8K衛星放送用に使っちゃったみたいなんですね。

で、携帯電話三社が「周波数が近いですけど、大丈夫っすか?」と総務省に問い合わせたところ、問題が発覚したというわけです。

それで、電波漏洩対策をとらなければならない羽目になったわけだ。

で、問題は、その電波漏洩対策にかかるお金です。

あるマンションでは、電波漏洩対策の基準を満たす設備に交換するのに、360万円かかります!

360万円ですよ!

総務省は、この電波漏洩対策事業として、助成金制度を作りました。設備を交換するマンションに、金額に合わせた助成金を交付するというものです。

360万円の負担の場合、助成金を申請すれば、240万円弱の助成金が交付されます。

ただし、この助成金を受けるには、条件があります。

電波漏洩対策の基準を満たした設備の交換だけでなく、新4K8K衛星放送に対応した新しいアンテナや分配器など、つまり新4K8K衛星放送の全チャンネルが見られるような設備に全取っ替えしなければいけない。

ほとんどのマンションには、BSアンテナがすでについていて、それで、一部の新4K8K衛星放送を見ることができるのですが、それではダメで、すべてのチャンネルが見られるアンテナに取り替えなければダメなんです。「いまのアンテナ、まだ使えるのに…」といったってダメ。全部取り替えないと、助成金は交付しません、と、こういうわけなんです。

しかも、この助成金、いつ打ち切られるかわからない。助成金制度があるうちに、早めに設備を交換しろ、という、一種の脅迫めいた制度なのです。

この制度、ツッコミどころ、満載ですよね。

まず、誰も頼んでないのに、勝手に新4K8K衛星放送なんて始めるなよ!ってこと。

これは地上波デジタル放送のときと同じです。

第2に、電波漏洩が問題になるような周波数を使うなよ!事前にもっと検討しておけよ!ってこと。

これはマヌケとしか言いようがありませんね。

第3に、電波漏洩対策助成金って、結局は税金じゃないかよ!税金のむだ遣いじゃねえかよ!ってこと。

総務省がマヌケなことをしなければ、こんなことで税金を使う必要がなかったはずですよね。

第4に、いつ打ち切られるかわからない助成金制度をちらつかせて、新4K8K衛星放送をなんとか早期に普及させようとする、姑息な手段。

ちなみに、この助成金を交付するのは、総務省に委託された「一般社団法人 放送サービス高度化推進協会」という、総務省の天下り団体。

この事業で誰が得をするか、もうおわかりですよね~。

地デジ利権で味をしめた総務省は、今後も数年ごとに、誰も頼んでいないような放送事業を勝手に始めては、こんなふうにして、利権を太らせていくんですね~。

以上、「鬼上チキのセッション22」でした。

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コメント

4K放送開始と時を同じくして、4Kモニターを新調した。

何しろ、一年前に自作した新パソコンには、4K動画が再生できるグラフィックボードを組み込んでいたのに、パソコン部品代だけで予算が尽き、モニターは従前のハイビジョン、つまり2K画質のままだったので、宝の持ち腐れであった。

画面の大きさも思い切って一回り大きい32インチにアップ。その分、出費もアップして、10万円弱もかかった。

それにしても、机の前に置くとデカい。オフィスワーク用には、これ以上の大きさは必要ないな。

それに発色も鮮やかすぎて、目が疲れる。

そのくせ、あんなにきれいだったハイビジョン動画を4Kモニターで見ると、今までよりぼんやり写ってしまうのである。

というのも、4Kモニターは2Kモニターを2×2=4枚並べた解像度だから、4Kモニター全面でHD画質を映すと4倍の面積に引き延ばされて写ってしまうからだ。

同様の理由で、今までのデスクトップ壁紙写真も粗く写ってしまうので、鬼瓦写真から変えたばかりのラブリーズのケイちゃんの写真も、美しい渓谷の風景写真へと変えざるをえなかった。

だが、最も困ったのが4K動画自体がほとんどないということだ。

そもそもテレビ放送だって地上波はHD画質だし、無料で見られる4K動画はユーチューブくらいしか、世の中に広まっていない。

その4K動画も、外国の岩山とか海とか夜景とか動物とか、要するにきれいである以外は、別にどーでもいい風景動画ばかりだから、イスをめいっぱい後ろに引き下げて、美しい世界をボーっと眺めるしかない。

世界には、きれいな風景がいっぱいあるなあ。

癒やされるなあ。

(2時間経過)

これでは、仕事にならない。

4KカメラでK-popアイドルを撮っているファン動画もあるにはあるが、高画質になった分、こちらの目も肥えたのか、プロのカメラマンが撮影したものしか受け付けなくなり、ブレブレで色味も悪いシロウト撮影の動画など、とても見られた代物ではない。

もっとも、デスクワークをしようにも、ワードもエクセルも解像度100%では文字が細かすぎて見えない。

反面、エクセルのマス目は、鳥刺し網の目くらい、びっしりと表示される。

これでは4Kどころか3K並に過酷な労働環境になってしまうではないか。

結局、文字を175%に拡大して表示しているが、ほぼ2倍に拡大してしまっては、解像度を倍にした意味が、ほとんどない。

どうやら、時代よりも、かなり先に行きすぎたようだ。

こんなに4K8K(四苦八苦)するからには。

投稿: 4K8Kこぶぎ | 2018年12月11日 (火) 08時35分

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