「ふつおた」のコーナー!
書きたい話はいろいろとあるのですが、なにしろ忙しいのとひどく疲れているのとで、時間をとってブログを書くことができません。
こぶぎさんの凝ったコメントにもなかなか応えられず、申し訳ないです。
それを知ってか知らずか、「高校時代の友人・元福岡のコバヤシ」君から、長文のメールをいただきました。おまえが忙しいんなら、俺が代わりに書いてやるってなものなんでしょう。
最初に断っておきますが、元福岡のコバヤシから来たメールをすべてここに転載しているわけではありませんからね。あまりに内容がないので掲載をボツにしたメールもあります。
今回のメールは、幸いにもボツにならなかったメールです。
「鬼瓦殿
今日の残業時間中に、以前にも話した変な上司と、昔、色々な人達に余計なことを言っては怒らせていたなあ、などとしょうもない話を語り合っていたのですが、そんな話をしながら、ふと学生時代のことを思い出しました。
貴君もご存知の通り、学生時代、私はかの有名なA先生のゼミにいましたが、この先生もたいがいロクなことを言わない人というか、余計なことを言っては学生達を閉口させていました。
例えば、自分は学生時代にモテなかったし、今、人間についつ学んでいるので、是非、最近の若者の恋愛事情について知りたいということで、他大学から来ていた女の子に向かって「君は彼氏はいるのかい?」と、嫌がる女の子にシツコク根掘り葉掘り聞きます。女の子がシブシブと「何年か前に少し付き合った人がいたんですが、ちょっと理由があってすぐに別れてしまいました。」と言うと、今度はまた根掘り葉掘り別れた理由をききます。仕方無く、またシブシブと女の子が答えると、事もあろうにその子に向かって「君はカマトト(もう、死語ですね)だからダメなんだよ。」などと言う始末。その子は後で皆んなに「あのハゲ!絶対に殺してやる!」と激怒していました。
そんな先生に、私はイロモノ扱いされていたというか、カレー作りが上手い変な奴と思われていたようで、ある日のゼミの卒論の報告会で「君がこのゼミの教室でカレーを作ってくれたら、卒論の発表を一回免除してあげるよ。」などと言われたことが有り、「卒論を書くのを免除してくれるなら何時でも作りますよ!」と答えたら「それは無理!」と一蹴されたりもしました。
それはさておき、自分がロクなことを言わない、ということで思い出されたのが、確かあれは3年生のゼミ合宿だったように思うのですが、飲みながら先生と話していた際に、たまたま私の父親の話になり、何年か前に父親がうちの大学の事務職として働いていたという話をしたところ、「君のお父さんはどんな風貌の人なんだい?」と先生が質問されたので、つい「うちの父親も先生と一緒でハゲてるんです」と嬉しそうに答えてしまいました。
迂闊にもそう答えたのか、ワザとそう言ったのか、もう記憶には無いのですが、それを聞いた先生は激怒して「僕はハゲているんじゃない!毛が薄いんだよ!」と言うので、売り言葉に買い言葉だったのか、これも今となっては定かでは無いのですが、またもや不用意に「失礼しました先生!うちの父親も毛が薄いんですよ!」と答えてしまいました。
先生は絶句して黙ってしまったように記憶しているのですが、その後どうなったかは、やはり昔過ぎて覚えていません。ただ、ゼミの先輩や同期から、「笑いを堪えるのが大変だった。コバヤシ、勘弁してくれよ!」とか、前述の女の子からは「コバヤシ君!よくぞあのハゲに言ってくれた!」と感謝されたように思います。最終的に先生がどう考えていたのかは、お亡くなりになった今となってはもう知る由も有りませんが、ゼミをクビにもならず、無事卒業させて貰えたので、コイツはもう仕方なが無い、と半ば呆れて許してくれたのでしょう。
それにしても若気の至り?とは言え、今にして思えば、我ながら本当に酷い奴だったなあと思います。50歳になり、大分ハゲあがった我が頭を見ながら、つくづく思います。
今晩も、くだらないどうでも良い話で失礼しました。
それでは、くれぐれもご自愛専一のほど。」
うーむ。A先生は、僕も学生時代に本を読んで憧れた、世界的にも超有名な先生なのですが、実際のところは酷いセクハラオヤジだったわけですな。
それにしても、女子学生に対するA先生の執拗なセクハラに一矢報いたコバヤシ君、さすがです。
…というわけで、みなさまからの「ふつおた」をお待ちしております。このままでは、このブログがコバヤシ君とこぶぎさんに乗っ取られてしまいますよ!
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