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大団円構造

不気味な体調の悪さが続く。

11月23日(日)

ちょっと時間をさかのぼるが。

この日は、1日時間をもらい、ひとりで映画を2本ハシゴすることにした。

1本は、映画「ボヘミアン・ラプソディー」、もう1本は、「1987、ある闘いの真実」である。

僕は、クイーンについての知識が全くない。知識がないので、思い入れもない。

たまにCMで音楽が流れているのを見て、「これがクイーンの曲だよ」「へえ、そう」と思うくらいであった。

ボーカルの人の名前も、おぼつかない。

そんな人間でも、はたして感動するんだろうか???

先に見ていた、クイーンのファンである妻に、

「クイーンのクの字もわからんヤツが、映画を見ても、面白いんだろうか?」

と聞いてみたら、

「面白いんじゃない?」

というので、見に行くことにした。

そしたらあーた、大感動である。

最後のライブのシーンで、もう涙が止まらなくなるのである。

見終わったあとで、町山智浩さんとか、ライムスター宇多丸さんの映画解説を聞いて、なるほどそういうことか、と、思ったりした。

この映画のポイントはいくつもあって、主人公のボーカル人の内面や苦悩の問題もこの映画の重要な要素なのだが、ここではふれない。

ここでふれたいのは宇多丸さんが言っていた「大団円構造」というキーワードである。

「ライブ自体、実はそれほど涙を流すというようなものではない。にもかかわらず、なぜ映画の中での最後のライブは、あれほど涙が出るのか?それは、それまでのいろいろな積み重ねを見てきて、最後にあのライブを見せられるからである。これはまさしく『大団円構造』の映画である」

みたいなことを言っていた。なるほど、たしかにそのパターンだな。

宇多丸さんは、同様の「大団円構造」を持つ映画の例として日本映画の「のど自慢」をあげていたが、残念ながら僕は見ていないので、よくわからない。

それよりも、これ、大林宣彦監督の映画「青春デンデケデケデケ」じゃん!と思ってしまった。

若い4人がロックバンドを組んで、いろいろあって、最後、高校の文化祭公演でライブを行う。映画の最後の文化祭公演のシーンで、映画は大団円を迎えるのである。

構造がまったく同じだな、と思ったのだが、こんなことを書いたら、クイーンのファンに絶対に怒られるだろうな…。

もうひとつ思ったのは、クロード・ルルーシュ監督のフランス映画「愛と哀しみのボレロ」。僕が大好きな映画。

パリ、ニューヨーク、モスクワ、ベルリンを舞台に、4つの家族の愛と哀しみが交錯する。そして最後の最後に、ボレロのバレエ公演がすべてを包み込む。

いろいろあって、最後のボレロのバレエ公演を見たら、もう涙が止まらなくなるのだ。

これこそまさしく、大団円構造ではないか!

僕がもし映画監督だったら、ヨーロッパではなく、アジアを舞台にした「ボレロ」のような映画を作りたい、とひそかに夢想している。ただし、最後は、ボレロではなく、第九のコンサートで終わらせる、というもの。

話が逸れてしまった。

「1987,ある闘いの真実」の感想も書こうと思ったのだが、長くなってしまうので、また別の記事で。

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コメント

僕も見ましたよ、クイーン。

https://youtu.be/0B2YNFUfYgc

あれ、マーキュリーじゃなくて、こだま(メアリー)さんの動画の方を貼り付けちゃった。

ずんずん、ちゃ。ずんずん、ちゃ。

(番組中に作った自分のファンクラブに直接応募してきた)会長様が、オンマ(お母さん)、オンマ。

オール↓・ラ↑イト!

というか、高校生の頃にラジオ講座の「百万人の英語」で「ボヘミアン・ラプソティー」を習ったときに出来上がった脳内イメージが衝撃的すぎて、もはや本物のMVを見ても、全然ときめかないんですが。

投稿: フレディこぶぎ | 2018年12月29日 (土) 14時36分

エ↑ビ↓バディー!

ギャクのヒアリングが間違っていましたので、3時間ほど本気で繰り返し聞き込みまして、正しくは、

番組に出てたった1週間でファンクラブが出来たという連絡が来て、会員を直接集めて下さった会長様がいらっしゃっていて、その会長様はオンマ、でした。

で、一年間ずっと出ていたラジオ収録が、この放送に出たら対応が違って、菓子まで出された。

この菓子の名前は、ラジオ・カクカク(このギャグマンの名前が「カク・ボム」だから)。

ママー、うーうううー。

ちなみにオチは「ボヘミアン・ラプソティー」と見せかけて、実はチェリーフィルターの「ロマン猫」を歌ってた、でした。

https://youtu.be/38HDzE2lJBs

オ↑ール↓ライ↑ト!

投稿: フレディこぶぎ | 2018年12月29日 (土) 17時35分

映画を見てからこれを見たら、すげー面白いんだけど、見てない人からしたらネタバレ???まあそういうことをあまり気にしない文化は、嫌いじゃないけど。

投稿: onigawaragonzou | 2018年12月30日 (日) 02時48分

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