強行軍
1月23日(水)
いよいよ「あり得ない移動」のはじまりはじまり~。
初日の今日は、「特急のすれ違う駅」の町まで日帰り出張である。
「特急のすれ違う駅」の町は、こう言ってはナンだが、陸の孤島である。
はたして、東京から日帰りなんて可能なのか?
通常だと、「いちばん速い新幹線」で、「県庁所在地の駅」まで行き、そこから在来線で南下する、というルートだが、これでは時間がかかる。
先方が提示してきた案は、まず新幹線で「いちばん速い新幹線」が停まらない方の「県庁所在地の駅」まで行き、その駅まで職員さんに車で迎えに来てもらう。その車に乗って、「特急のすれ違う駅」の町に向かう、というものであった。
朝早く家を出て、バスと国電と新幹線を乗り継ぐこと約3時間。「いちばん速い新幹線」が停まらない方の「県庁所在地の駅」に着いた。
そこから、迎えに来てくれた職員のHさんの車に乗ること2時間。ようやく「特急のすれ違う駅」に到着した。
つまり、片道5時間かかったことになる。
で、午前の巡検と午後の会議を終え、再び同じルートで帰宅する。
今度は県庁所在地に住むOさんの車に乗って、「いちばん速い新幹線」が停まらない方の「県庁所在地の駅」まで送ってもらい、そこから新幹線と国電とバスに乗り継いで、家に着いたのが午後9時。
移動するだけでもヘトヘトである。こんな仕事の仕方をしているから、体を壊すわけだ。
何よりたいへんだったのは、車で送り迎えしてくれた職員さんだろう。帰りに駅まで車で送ってくれたOさんは、帰り道が同じだったのでよかったのだが、朝、車で迎えに来てくれたHさんは、往復4時間も車を運転していたことになる。
明日はまた片道5時間かけて1泊2日の出張である。
ところで、いまは「特急のすれ違う駅」に至る鉄道が復旧したが、いまも「特急がすれ違う駅」なのかどうかは、わからない。
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