連想ゲーム通訳
1月25日(金)
この2日間は通訳に徹したのだが、韓国語の力がかなり落ちたようで、なかなか言葉が出てこない。
現場の担当者の方は、実にわかりやすく説明してくれるのだが、それでも専門用語が多いこともあり、畑違いの僕には、かなり難儀した。
だが今回ショックだったのは、それよりも、簡単な単語すら、忘れてしまっていることであった。
「これは何ですか?」
と韓国のチェ先生が聞いてきたので、
「井戸です」
と答えようとしたのだが、その「井戸」という単語が出てこない。
(井戸…韓国語で何だったっけなあ…)
スマホの辞書アプリで調べればなんてことないのかも知れないが、そんなことをいちいちしていたら、とてもまどろっこしい。それに、辞書アプリにたよるのは癪である。
「えーっと、…ほら、水が上にあがってくる…」
「ああ、ウムルですね」
「そう!ウムル!」
そこでようやく、井戸が韓国語で「ウムル」であることを思い出した。
極めつけは、「昆布」を通訳しなければならなかったときである。
(「昆布」って韓国語で何だろうなあ。そもそも習ったことがないなあ…。そうだ!「海藻のひとつ」と訳せばいいや)
と思ったのだが、今度は「海藻」が出てこない。
(うーむ。「海藻」がわからないなあ。…そうだ!「ワカメ」なら習ったぞ!)
しかし、その「ワカメ」も、韓国語で何と言ったか、ど忘れしてしまった!
(うーむ。困った…そうだ!)
「えーっと、ほら、韓国で誕生日に飲むスープがあるでしょう」
「…ミヨックク」
「そう!ミヨックク」
ようやく思い出した。「ワカメスープ」は「ミヨックク」。「クク」はスープという意味なので、わかめは「ミヨッ」である。
「海の中にいるミヨッのようなものを、全体的な名称で何と言いますか?」
自分で言ってて、もはや何が言いたいのかわからない。
するとチェ先生がしばらく考えたあげく。
「ヘチョ(海藻)?」
「そう!ヘチョ!!!」
思い出した!「海藻」は「ヘチョ」だ!!!
「これはヘチョの一種です」
「……なるほど」
まるで連想ゲームである。ここまでしても、結局のところ「昆布」の説明にはたどり着いていないんだけどね。
それにしても、「昆布」を説明するのに、「誕生日に飲むスープ」から話をはじめるのは、連想ゲームにしたって、かなり無理があるよなあ。
これだったら、スマホの辞書アプリをフル活用すればよかった…。
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コメント
オーケーグーグル、韓国語で昆布ってなあに?
タシマ。
どうだい。鬼瓦さんにも貸してあげようか?
オーケーグーグル、韓国語で井戸ってなあに?
パド。
それは囲碁だろ。
オーケーグーグル、韓国語で井戸ってなあに?
チョウン。
それは「いい」だ。
オーケーグーグル、日本語をはっきり言うやり方を教えて?
すみません、お役にたてそうにありません。
投稿: オーケーこぶぎ | 2019年1月26日 (土) 06時51分