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保育園落ちた。でもめげない。

先週金曜日、市から通知が来て、認可保育園に全部落ちたことがわかった。

うちの市は、認可保育園を第4希望まで出せるのだが、どこにも引っかからなかったのである。

まあうわさには聞いていたが、実際に自分たちが体験してみると、かなりショックである。

二人ともフルタイムで働いていて、しかも職場がかなり遠いというハンデがあるのに、それでも保育園に落ちるとは、いったいどういうことだ???

途方に暮れるとは、このことである。

「育児ウツの大半は、保育園の心配をしなくてもよいような社会になることで解決できるのではないか」

と妻が言っていたが、一理あると思う。

僕は何度でも主張するが、

「すべての問題は、構造的な問題である」

セクハラも、パワハラも、差別も、いじめも、大半は、構造的な問題に起因しているのである。つまり、それを生み出したり、容認したりする社会構造の問題である。

それを、「個人の心の問題」に矮小化してしまうのは、なんの解決にもなっていないに等しい。

…というぼやきはともかく。

途方に暮れてばかりはいられないので、戦術を変えなければならない。

認可保育園がダメな場合のことを考えて、当然、認可外保育所にもいくつか申し込んではいたが、それも当選するかどうか不安になってきた。

こうなったら、手当たり次第に申し込むしかない。

いままで、市内の認可外保育所にばかり目を向けていたが、多少遠くても、市外の認可外保育所にも目を向ける必要がある。

今日は休暇をとり、市外の認可外保育所で、家から通えそうなところをピックアップして、そこに電話をかけまくり、まだ募集しているかを確認した。今日すぐに見学させてもらえるところが1軒あったので、急遽保育園に見学に行くことにした。

どこかに引っかかればよい、というスタンスで、あとは、ひたすら申請書を書きまくる。

僕は就活というのをやったことがないが、たぶん、就職氷河期の頃の就活って、これくらいタイヘンなことなんだろうな。

絶望ではなく、めげないことが、この理不尽ないまの社会に対抗できる、唯一の手段である。

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