原因判明
2月12日(火)
背中がまだ痛い。というか、どんどん痛くなっている。
日曜日に行った廃病院の診察が信頼できなかったので、今日は休みを取って、別の整形外科に行くことにした。
その病院の先生は、ちょっとノリのいい感じの先生で、松山千春みたいなタメ口をきいてくる。ま、悪い人ではなさそうなのだが。
「どうしたの?」
「1週間ほど前から背中が痛くなりまして…」
「レントゲン、撮ったんでしょ?」
「ええ、日曜日に別の病院で撮ったんですけど…」
「どうだった?」
「背骨が歪んでいるのが原因ではないかと言われました」
「背骨が歪んでるくらいじゃあそんなに痛くはならないぜ。ま、考えられるのは筋肉痛だな」
「筋肉痛?」
「痛くなって、どれくらい?」
「1週間ほどです」
「そんなんじゃ、まだまだどんなもんかわかんないぜ。2週間くらい様子を見なきゃね」
「そういうものですか」
「そうだよ。だって、レントゲンでは異常なかったんだろ?」
「はあ、でも、背骨しか見なかったんですよ」
「胸のレントゲンは?」
「見なかったです」
「そうなのかい?じゃあ胸のレントゲンを撮る意味はあるね。診察室を出て、右のところにレントゲン室があるから、そっちに移動して」
「はい」
言われるがままに、レントゲン室に行くと、まるで瞬間移動したかのように、同じ先生がいた。
(あんたが撮影もするんかい!)
「じゃ、ボタンのある服を脱いで」
「はい」
「ここに立って」
「はい」
パチリ!
「あ、わかったぞ!」
「どうしたんです」
「肋骨が折れてんじゃん!」
「ろ、ろ、肋骨!!??」
「すぐにわかったよ。これじゃあ痛いわけだよ」
(あんた、さっき筋肉痛じゃねえかって言ったよね!)
レントゲン写真を見ると、たしかに肋骨が折れているのがわかる。
「どうしたらいいんでしょう…固定したりとかはしないんですか?」
「ほっとくしかないね。肋骨だからね」
…ということで、またまた、痛み止めの薬を処方してもらったのであった。
原因は、肋骨の骨折だと言うことが判明した。
しかしわからないことがまだある。
なぜ、肋骨が折れたのか?という問題である。
外的な衝撃がなければ、肋骨は折れないのだが、その記憶がないのである。
思い当たるとすれば、10カ月の娘が、寝ている私のお腹の上に飛び乗ってきたことくらいか…。
どんだけ骨が弱いんだ?
肋骨骨折だとわかってからというもの、歩くと、体の中の肋骨のあたりが、
ぺこんぺこんぺこんぺこん
と音がしているのがわかる。おそらく、折れた肋骨がぷらんぷらんしているのだろう。
生まれてこのかた、骨折などしたことがないのに、何だかわからないことが原因で、肋骨が折れるというのだから、人生とは、本当にわからないものである。
それにしても、である。
日曜日に行った病院は、レントゲンを撮ったのにもかかわらず、肋骨の骨折に気づかなかったのである。
どんだけ藪医者なんだ?
ただ、結果的に痛み止めを処方されるという結論は同じなので、誤診だかなんだかよくわからない。
まあそんなことはともかく。
読者諸賢の中には、僕のことをよく知っている人もいると思うが、ご承知のように、まあありとあらゆる病気や痛みを経験している。
満身創痍といってもいい。
僕の体は、すでにいろいろなものが欠けており、、もはやポンコツである。
それでも、こうやって生きている。
何度でも立ち上がるぞ。
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コメント
温故知新。
http://yossy-m.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/post-91a2.html#comments
経験者は語る。
朝起き上がったり、咳をすると痛い。
笑っても痛い。
厚紙を患部に当てて、ひもで巻いて固定していたら、紙が腹に回って金太郎さんみたいになり、
やがて紙が落ちて、ひもだけのボンレスハム状態になる。
ただ、自然治癒を待つべし。
明けない夜はない。そしてつながらない肋骨もないのだ。
投稿: つながったこぶぎ | 2019年2月13日 (水) 14時30分
すげーよくわかります。
投稿: onigawaragonzou | 2019年2月14日 (木) 00時59分