かなりカオスな日
3月9日(土)
午前中は、保育園の説明会である。
認可保育園に全部落ちた、と書いたが、2次募集にも引っかからなかった。
もはやこれまでかと思ったが、認可外保育園のひとつになんとか引っかかった。認可外保育園の中では、第2希望くらいに考えていたところなのだが、先々週くらいに、内定の電話をいただいたのである。
就活の学生の気持ちがよくわかる。
それはさておき、今日は内定者説明会と、面談である。
「保護者は必ず2人で来てください」
という。一人は、説明会に参加する保護者。もう一人は、説明会の間に、子どもを見ている保護者である。
保育園の3階の部屋が、説明会会場で、その下の2階が、もう一人の保護者と子どもたちの控え室である。
全部で10組くらいいただろうか。もともとは園児たちの部屋なので、大人10人、子ども10人が入るととても窮屈である。
「お待ちになっている間、身体測定をしま~す」
部屋の一角に身長と体重をはかる計測器があり、そこで一人一人の子どもの身長と体重をはかるらしい。
そんなの、母子手帳を見ればいいじゃん、と思うのだが、いちおう服を脱がして、虐待の跡がないかとか、調べるんだろう。
呼ばれた順に、子どもの服を脱がせ、身長と体重をはかるのだが、スペースがひどく狭いのである。
0歳児と1歳児がほとんどだから、服を脱がせて、身長と体重をはかろうとすると、当然、ひどく抵抗をして、大声で泣き出す。どの子どもも、もれなくそうである。
「オシッコをしていたら、体重をはかる前におむつを取り替えてください」
娘のおむつを見たら、オシッコをしていたので、おむつを取り替えなければならない。
おむつを取り替えるスペースも、かなり狭く、というか、衆人環視の中で、おむつを取り替えなければならないのである。
部屋の熱気と、一連の作業で、大汗をかいてしまった。
そして、
「ぎゃぁぁぁぁぁ~」
と泣き叫ぶ娘をおさえながら、なんとか身長と体重をはかりおわった。
今度は服を着せなければならない。
泣きわめいた余韻からか、服を着せようとすると暴れまくって、なかなか服が着せられない。
「ぎゃぁぁぁぁぁ~」
大汗をかきながら、なんとか服を着せ終わった。
これが、うちだけではない、ほかのお子さんも、同じように、泣きわめくのである。
説明会は1時間半ほど続き、その間2階のスペースでは、かなりカオスな状況が続いた。
こんな状況が、保育園の中で毎日繰り返されるのか。
(うーむ。保育士さんはたいへんだな)
と思わずにはいられなかった。
午後、今度は、小学校1年生の姪の、ピアノ発表会を聴きに行く。
姪は、ピアノが得意、というわけではなく、短い練習曲のような曲を2曲ほど、演奏することになっていた。
プログラムを見ると、姪が通っているピアノ教室の小学生児童10人くらいが、演奏をするそうである。
ピアノの発表会を聴きに行くなんて、自分が小学校1年生の時にピアノ発表会に出たとき以来ではなかろうか。
僕もまた、姪と同じく、ピアノが得意というわけではなく、どちらかというと練習をサボりがちだった。というか家にピアノなんてなかったから、練習は小さなオルガンで代用していた。
だから満足にピアノ演奏をしたことなどないはずなのだが、ピアノの発表会には出た記憶がある。
あの苦痛な時間をどうやって切り抜けたのか、もはやまったく覚えていない。
姪は、なんとかその時間(時間にして1分もかかっていないと思うが)を、なんとか切り抜けていたようだった。
俺も、あんな感じだったんだろう。
ピアノ発表会というのもまた、小さい子どもたちばかりで、かなりカオスな演奏会である。
完成度の高い演奏会というのは、最初から望むべくもないのだ。
(うーむ。ピアノの先生はたいへんだな)
と思わずにはいられなかった。
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