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サラリーマンあるある、いやあったら困る!アーバンジプシー編(その3)

(その2)からの続き。

少し話しは変わりますが、とある年にO君は長年のベルギービール好きが高じて、ついにベルギーにビールを飲みに行く決意を固めました。会社を1週間休んでベルギー全土のビール醸造所を廻る計画です。車で廻るのが一番と、O君は早速、国際免許証の手続きを取りました。

ここでもまたO君は私の想像をはるかに超える奇行を取ります。当時、O君は父親の払い下げの左ハンドルのアメ車、ムスタングに乗っていました。ヨーロッパの車線は日本と反対の右車線なので、ベルギーに行く前に右車線通行に慣れておきたかったのだと後に語っていましたが、O君はある日の早朝、右車線通行の練習ということで、なんと自分が住んでいた蘇我の街をムスタングで逆走したのです。O君曰く、そんな早朝に蘇我の街を車で走っている奴はいないから、全く問題無く練習出来たと語ります。お前、絶対に頭おかしいよ!と私が怒ったところで、O君は馬耳東風、やはり全く意に介しませんでした。

そうこうするうちに、彼はベルギーに旅立って行きましたが、ベルギーでも日本同様、O君独特のマイペースぶりを発揮します。

フランス語はおろか英語もままならないのに、ベルギーの片田舎のジモティーしか来ないような居酒屋に独りで入ってビールを飲み地元のオッチャン達と盛り上がっただとか、酔っ払ってアウトバーンを車で飛ばしていたら国境を越えてスイスに入ってしまい検問に引っかかって大変だったとか、色々な体験をしたようです。

中でも、私を呆れさせたのは、O君が語ってくれた次のような話です。「ベルギーのとある修道院のビール醸造所を訪ねたんだけど、ホテルが全然無くてさあ、結局醸造所が経営する居酒屋で飲んだ後、車の中で寝ることにしたんだよね。」、私が「えっ、お前、ホテルも予約せずに行ったの!しかも、ベルギーでも野宿したの?」と驚いて聞くと、「最初と最後の日はホテルを予約して行ったんだけど、後は何とかなるだろうと思って予約なんかしなかったんだよ。それに野宿というか車の中だから大丈夫だよ。車を停めた場所も醸造所の入り口の近くだし安全だよ。ただ、朝寝てたら人の気配がするんで薄眼を開けて見たら、醸造所に出勤する人達が皆んなオレの車の中を覗いてくんだよね。死んでると勘違いされて警察でも呼ばれたら大変だと思って、ワザと寝返りを打って生きていることをアピールしたから、全然問題なかったけどね。」と答えます。「なんか違わないか?そういう問題じゃないと思うんだけれど...」と私が言ったところで、これまた全く意に介しません。

(つづく)

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