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眼福の先生のコメント

5月25日(土)

今日は1日、都内の大学で会合である。

会合は午前と午後で分かれたが、午後の会合で久しぶりに、尊敬する「眼福の先生」にお目にかかった。しばらくお目にかかっていなかったが、お元気そうで安心した。

傘寿をとっくに過ぎている眼福の先生は、お歳のせいもあり、やや耳が遠い。

今日の報告者は、韓国からうちの職場に研修に来ているPさんである。Pさんは以前も日本で勉強されたことがあり、日本語ができるのだが、日本語の実力は、僕の韓国語の実力ていど、すなわち、そこそこである。

Pさんは日本語でプレゼンをはじめた。Pさんにとっても眼福の先生は憧れの先生である。15人ほどの会合だったのだが、Pさんはなんとか自分の話を眼福の先生に聞いてもらおうと、ややおぼつかない日本語を駆使しながら、一生懸命にプレゼンをしていた。こんな機会は、めったにないのである。

しばらくして、眼福の先生は、隣に座っていた人に、Pさんに聞こえないくらいの小声で聞いた。

「彼、日本語で喋ってるの?韓国語で喋ってるの?」

「日本語です」

「あ、そう」

どうやら、眼福の先生に向けて必死に喋っているPさんの言葉は、眼福の先生にあまり届いていないらしい。

しかし、である。

Pさんの報告が終わると、眼福の先生は、実に的確に、Pさんのプレゼンの内容について質問やコメントをおっしゃった。

それは、Pさんのプレゼンの内容をはるかに凌駕する、興味深い内容だった。

眼福の先生はPさんのプレゼンの趣旨を瞬時に理解し、その勘どころをつかんでいたのだ。

「その道を究めた人」というのは、相手が何を言うかを瞬時に、しかも的確につかみ、それをはるかに凌駕する言葉を用意しているものなのだと、僕は感動した。

その後1時間半ほど、例によっておそるべき記憶力に裏打ちされた、立て板に水のごときお話しが続き、僕は久しぶりに、先生のフリートークを楽しんだのであった。

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