« 元祖・斧を持つのが世界一絵になる男 | トップページ | サラリーマンあるある、いやあったら困る!アーバンジプシー編(その3) »

サラリーマンあるある、いやあったら困る!アーバンジプシー編(その2)

(その1)からの続き。

また別の晩に先程の神保町のベルギービール屋で飲んだ時は、終電近くになって店を出て帰ろうとすると、泥酔したO君が訳も無く走り出して電柱の陰に隠れたり、まとわりついて来るので、鬱陶しくなり、そのまま捨て置いて帰ってしまったことがあったのですが、翌朝、不味かったかなあと思いながら出社すると、またもやO君が既に会社にいます。驚いて「昨日は大丈夫だったの?」と尋ねると、O君は、いつものように勿体ぶって「いや〜コバヤシ君、今日はちょっとまだ語れないな。」と宣います。

数日後、また、いつものベルギービール屋に行ってO君と話していると、数日前の出来事を話してくれました。「いやあ、コバヤシ君、実はあの後さあ、地下鉄に乗って駅を降りたら板橋だったんだよ。気付いたらもう終電は出た後だったんで、仕方無く眠れそうな場所を探したんだよ。」O君の語るところによると、暫く街中を歩いて行くと、「マンションの脇に駐車場があって、そこに停まっている車とマンションの壁の間に丁度人1人寝るのに良い空間があったんだよ。」とのこと。O!お前ちょっとおかしく無いか?と思いながら聴いていると、「いや〜、良い場所を見つけたなあと思って、折角だから少し飲み直そうと思って、コンビニにビールとつまみを買いに行ったんだよね。」思わず「お前、頭がおかしくないか?」と突っ込みを入れたものの、O君は全く気にする事無く話を続けます。「戻って独り宴会をした後、寝てたら、今度は雨が降って来たんだよ。仕方がないから、どこか屋根のあるところで寝ようと思って歩いていたら、たまたまマンションの入り口のドアが開いてたんで中に入ったら物置があったんだよね。その物置の扉を開けたら、これまたちょうど1人座るのに良い空間があったんだよ。」お前それってただの不法侵入だろ!と突っ込んだところで、別におかしく無いじゃんと、O君は平然としています。更にO君がおかしいのは、「また折角良い場所を見つけたんで、コレは独り宴会をせねばと、コンビニに買い出しに行ったんだよ。」とのこと。もうこちらは絶句するしか有りませんでした。

こうして、O君はその後も野宿を重ねて行きます。ある時は日比谷公園のベンチで、ある時は静岡駅のコンコースに雑誌を敷いて、またある時は渋谷駅のコンコースで、更には夜更けのコンビニのトイレ(数時間トイレを占拠して寝ていたのに、店にはバレていないと言い張ります)でと、どんどんエスカレートして行きます。ちなみに渋谷駅では、朝起きたら身体中が痛く、財布からお金が無くなっていたそうで、それって明らかに襲われたんだろ〜!と言ったところで、「酔っ払ってたんで、全然覚えて無いよ。」という始末。

そんなO君の行動を聞いた会社のとある先輩は「O君、君、凄いね!アーバンジプシーじゃん!」と言いました。O君は、そのアーバンジプシーという言葉を聞いて、満更でもなさそうな顔をしています。

(つづく)

|

« 元祖・斧を持つのが世界一絵になる男 | トップページ | サラリーマンあるある、いやあったら困る!アーバンジプシー編(その3) »

コバヤシ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 元祖・斧を持つのが世界一絵になる男 | トップページ | サラリーマンあるある、いやあったら困る!アーバンジプシー編(その3) »