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サプライズ嫌い

今日も何も書くことがないので、どーでもいいことを書く。

以前、TBSの安住紳一郎アナウンサーがラジオで、自分はどうもサプライズが苦手だ、という話をしていた。

そのフリートークじたい、とても絶品だったのだが、まあそれは置いといて。

僕もまた、サプライズが苦手である、というか嫌いである。

最近、飲み会に行かなくなったのであまり被害に遭ってはいないのだが、以前、たとえばこんなことがあった。

気の合う連中で飲み会に行こう、となった、その当日。

「実はサプライズゲストがいます!」

と、幹事が突然言い出した。

誰だ?となったときに、

「長らく音信不通だった、○○さんが、今日は来てくれました!」

となってご本人登場。

「どうです?懐かしいでしょう」

「はあ」

僕は、その人とあんまり親しいわけではなかったので、どうリアクションしていいかわからない。

その飲み会では、その人が来たということで盛り上がり、その人が必然的に話題の中心となっていったのだが、さほどその人と積もる話のない僕は、どうしていいかわからない。

もし僕が、本当にその人と会いたいと思ったら、何らかの形で僕から会いに行きますよ。誰かの力を借りて、サプライズという形で会ったとしても、さほど嬉しいとは思わない。

ジェーン・スーが、「大人だからこそ、会いたい人に会いに行く」と言っていたが、この言葉の背景には、またいつか会おうと思っていた人が、再会する前に亡くなってしまったという悔恨の情があるようで、僕らは、もうそんな世代なのだろうと思う。

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