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俺のスカート、どこ行った?

最近は忙しくてドラマをほとんど見ないのだが、たまたま見た、古田新太主演の「俺のスカート、どこ行った?」がおもしろかった。

日本テレビの土曜9時のドラマを、むかしは「土曜グランド劇場」と言ったが、僕が子どものころ、「池中玄大80キロ」とか、「ちょっとマイウェイ」とか「熱中時代 刑事編」とか、そういうテイストのドラマを放送していた。

これらのドラマに共通しているのは、登場人物が仕事や人間関係など、さまざまなトラブルに巻き込まれ、ときに理不尽な仕打ちに思い悩むのだが、それをさまざまな人の力を借りながら克服していき、最後はハートウォーミングな結末で終わる、というパターンである。

これが、「土曜グランド劇場」の真骨頂である。

いつしか「土曜グランド劇場」という冠はなくなり、時間も夜10時からになったが、そのテイストは、細々と受け継がれていると思う。もちろん、全部のドラマではない。

たとえば、僕がよくこのブログで取り上げる「すいか」(2003年)なども、80年代の「土曜グランド劇場」のテイストである。「ごくせん」もそんな感じ。

で、久しぶりにこの「土曜グランド劇場」の流れをくむ時間帯のドラマである、この「俺のスカート、どこ行った?」を見たのだが、このドラマもやはり、「土曜グランド劇場」のテイストをしっかりと残している。

設定じたいは、たぶん80年代のドラマから考えると、およそ考えられないものなのだが、しかしその根っこにある精神、みたいなものは、たしかに「土曜グランド劇場」なのである。

「登場人物が仕事や人間関係など、さまざまなトラブルに巻き込まれ、ときに理不尽な仕打ちに思い悩むのだが、それをさまざまな人の力を借りながら克服していき、最後はハートウォーミングな結末で終わる」という根本は同じなのだが、時代によって、主人公の置かれた状況が異なっている、というのがまた、おもしろい。「土曜グランド劇場」は、その意味で、そのときどきの世相をものすごく反映した設定になっているのである。

「俺のスカート、どこ行った?」はまさに、それがよくわかるドラマである。

で、思ったのだが、「土曜グランド劇場」で、卒論が書けるんじゃね?

「土曜グランド劇場」を年代ごとに見ていけば、その時代がどんなことに価値を置いていたか、とか、どのような社会的要請があったか、といったことが、よくわかるのではないだろうか?

いや、それで新書が1冊書けるかもな。

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