小林少年ロス
「強啓ロス」に続いて、「小林少年ロス」ですよ!
小林少年、といっても、「高校時代の友人・元福岡のコバヤシ」のことでもなければ、「明智こぶ郎探偵の小林助手」のことでもない。TBSアナウンサー・小林豊氏のことである。小柄で童顔の風貌から、そんなあだ名がついていた。
7月1日付で、TBSのアナウンス部から別の部署に異動することになったのだという。
TBSラジオ「土曜ワイドラジオ東京 ナイツのちゃきちゃき大放送」で、「小林豊のTOKYO潜入大作戦」という中継コーナーを担当していた。僕はこの番組を毎週欠かさず聴いていた、というわけではなかったのだが、たまに車を運転しながらこの番組の「TOKYO潜入大作戦」をよく聴いていた。小林アナの実に安定した中継さばきが楽しみだった。安心して聴けるラジオアナウンサーの1人だった。
小林アナが出演する最後の回が昨日(6月29日)だったのだが、
「二度とマイクを持つことはないかと思います」「本音を言うと、二度と喋るかよTBS!」「小林豊、ここまでです。廃業です」
という発言が印象に残った。
捨て台詞、とまではいわないが、自分の職場の番組でここまでの言葉を言わないわけにはいかなった上に、その職場に残らざるを得ない状況を考えると、会社が抱えている闇の部分とか、53歳の小林アナが自身の人生を考えた上の選択であるとか、いろいろなことを考えてしまうのだけれども、それ以上に思うのは、自ら極めてきた、あるいは極めようとしていた「ラジオ道」、というか、「ラジオ中継道」といったものが、いとも簡単に潰えてしまうという無常さである。自分の才能に見切りを付けた上での廃業ではないがゆえに、なおさらその思いを強くする。
本人の限界とは無関係のところで打ち切られるという点において、先日の「強啓ロス」とやはり通底していて、蟻の一穴とならないか、TBSラジオファンとしては、今後の成り行きをちょっと心配している。
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コメント
今日も来ました 集会に 写すぞ写すぞ
ビデオ 三脚 メモも取る 写すぞ写すぞ
20年撮っても 原稿が 書けない書けない
素材で映画も 作れそう 書けない書けない
今日も元気に ズームイン
ゲストは あの人 ズームイン
あなたも わたしも ゲストも 主役も
廃業 知らずだ ズームイン
投稿: 旅の空こぶぎ | 2019年6月30日 (日) 21時23分