残念な「関ヶ原」
ここ最近、書くことが何もないので、これからしばらくはどーでもいい話を書く。というか、いままでもどーでもいい話だったんだけどね。
テレビで原田眞人監督の映画「関ヶ原」が放送されていたので、録画して観ることにした。
前にも書いたが、司馬遼太郎原作の「関ヶ原」は、以前にいちど、ドラマになっている。1981年にTBSテレビがお正月特番で3夜連続放送したドラマ「関ヶ原」である。僕が小学6年生の時。1回の放送が2時間以上あったと思うので、3回で合計7~8時間くらいの放映時間だったと思う。
脚本が早坂暁、演出が高橋一郎、鴨下信一、音楽が山本直純という、僕にとっては超豪華なスタッフ陣である。
繰り返すが、このドラマ「関ヶ原」は、僕がいままで観た時代劇の中で一番の傑作というべきもので、これを越える時代劇を観たことがない。
で、予想通りというか、映画の「関ヶ原」は、足下にも及ばないものだった。
いや、本当は傑作なのかもしれないけれど、僕の趣味に合わなかっただけかも知れない。
そもそも僕は、石田三成役を演じたあの俳優が、あまり好きではないのだ。最近はずいぶんと邦画界やドラマ界で大役に挑戦しておられ、引っ張りだこのようであるが、僕はどうもなじめないんだよなあ。
原田眞人監督に対しても、僕自身がとくに思い入れがあるわけではない。原田監督はやはり僕の好きな岡本喜八監督の映画『日本のいちばん長い日』をリメイクしていたが、これも、オリジナルに及ぶものではなかった。
原田監督に限らないことだが、どうして、越えられないことがわかっていて、映画監督はリメイク作品を作りたがるのだろう。この心理が、よくわからない。
まあそれはともかく。
映画「関ヶ原」を観ての収穫は、早坂暁の脚本や、高橋一郎、鴨下信一のテレビドラマ演出や、山本直純の音楽が、いかに素晴らしいかを再確認できたことである。
ところで、もっとどーでもいい話ですが、高橋幸治と清水紘治の区別がつかなくなることがあります。
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