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綱渡りの入院

8月29日(木)

結局、娘は入院することになった。

娘の高熱は、なかなか下がらなかった。

心配していたのは、かかりつけの小児科が、木曜日が休診ということである。

前日の水曜日の夕方の時点で、娘の病状は回復の傾向にあるとはいえない。このまま木曜日を迎えるのは、不安である。

小児科の先生が、近くの総合病院の紹介状を書いてくれた。

「もし木曜日の朝になっても熱が下がらなかったら、この紹介状を持って、総合病院に行ってください。ひょっとすると、入院をして抗生剤を点滴してもらうのがよいかも知れません」

で、今日。

僕はこの日、自宅から2時間ほどかかる病院まで行って、自分自身の検査をしなければならなかった。娘は、妻が連れていくことになった。

検査が終わり、LINEを確認すると、娘は肺炎になっていることがわかり、入院することになったとあった。

僕はまた2時間かけて自宅に戻り、娘の入院に必要な荷造りをして、車で総合病院に向かった。

僕と入れ替わりに、今度は妻が、自身の診察をしてもらうために、別の病院に向かう。妻は、娘の感染症がうつり、かなりの高熱が出ているのだ。妻はとても娘に付き添えるような状況ではなかったので、自宅に帰った。

僕はしばらく病院で娘に付き添い、夜になって、実家の母に来てもらって、娘に付き添ってもらうことにした。実家の母に頼むのは心苦しかったが、うちの母は、夫(つまり僕の父)の母と、自分の母と、夫と、僕の妹と、そして僕、つまり家族全員の入院に付き添った経験があるから、「付き添いのプロ」なのである。

綱渡りのような1日だった。

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