人間ドック初体験
1月30日(木)
なんとビックリすることに、この年齢になって、人間ドック初体験である!
いままでは職場で年に1度行われる定期健康診断を受診していたのだが、これが憂鬱ったらありゃしない。しかも、深刻な病気については、まったく見抜けないものであることがわかった。
ということで、今年度は、外部の病院で人間ドックを受診することにしたのである。
しかし、やるべきことというのは、職場の健康診断とさほど変わらない。
事前に2回ほど、採便をしなければならないことは、職場の健康診断でも同じである。
採便について、いつも頭を悩ませていることについては、以前に書いたことがある。今回も、当日までに2回の採便がうまくできるかが心配で、職場に採便キットを持っていって、いつでも採取できるような臨戦態勢をとった。
採尿については、自宅で当日の朝の一番尿をとるということで、これについては問題なかった。
ということで、採便、採尿の準備は完璧である。
あとは当日、指示された通りに検査を受ければいいだけである。
検査メニューもこれまた、職場とほぼ同じだった。視力とか聴力とか心電図とか。これだったら職場の健康診断がタダなのだから、わざわざ人間ドックに行く必要もないのかな、と思ったのだが、大きな違いは、「周りに知り合いがいない」ということである。職場の健康診断だと、まわりに知り合いばっかりがいるので、自分の健康状態に関する個人情報がダダ漏れな感じがするのだが、知り合いがいないと、気楽に受診することができる。
もう一点、大きな違いは、今回初めて体験した、胃カメラである。
胃カメラこそは、人間ドックのいちばん最後にして最大のイベントである。事前の申請段階では、鼻からカメラを入れるのを望んだのだが、同じ病院で人間ドックを受診したことのある妻が、「口からカメラを入れても全然痛くない。口から入れるカメラのほうが高解像度だし」とアドバイスをもらって、当日になって、口からカメラを入れるタイプに変更した。
実際、麻酔や鎮痛剤などのおかげで、あっという間に終わった感じだった。
で、結果のほうは…。
ま、ブログでこの話題をとりあげたことからもわかるように、「何も異常なし」という結論だった。
「食道も胃も十二指腸も、きれいですねえ」と。
ひとまず安心したのだが、それにしても不思議である。
2年前、生きるか死ぬかの大病を患い、いまも闘病中なのに、そんなことはまったく関係ねえ!とばかりに、人間ドックの結果は「問題なし」と出たのである。
…ということは、人間ドックでも見つからない重篤な病、というのが、この世にはいくつも存在するのだ。
過信は禁物、である。
最近のコメント