ほぼワンオペセミナー
1月16日(木)
ひどく込み入った話なので、以下は読まなくてよろしい。
1月15日と16日の2日間、韓国から24名のお客さんがお見えになって、15日に妻の職場、16日に僕の職場を訪問する計画がある、ということは、以前に述べた。
韓国からのお客さんというのは、僕が10年前に留学でお世話になった大学の、教員と大学院生で、妻と私の職場で、リレーセミナーをしたい、というご希望である。
妻も僕もその大学にお世話になっていたし、なによりこのセミナーを企画した人が、妻と僕が韓国のその大学の語学学校でお世話になったキム先生のお姉さんだったということで、なおさら断るわけにはいかなかった。
かくして、二つの機関にまたがる壮大な「リレーセミナー」が実施されたのである!
15日の妻の職場でのセミナーは、無事に終了したらしい。あとは16日の僕の職場でのセミナーが無事に終わるかどうかである。
いちばん心配だったのは、僕の体調である。前日の15日に缶詰から解放されたが、いまひとつ、体調がすぐれない。途中で、フラフラして倒れてしまうんではないか、と自信がなかった。
それでも、今日は朝5時に起きて、6時に家を出て、職場に着いたのが8時半。
職員さん二人に手伝ってもらって、なんとか会場のセッティングが終了した。
そして、みなさんが到着する予定の9時半になった。
時間どおりにお見えになったのは、13名。
あれ、24名じゃねえの???
「ほかの人は、2時間ほど遅れてきます」
ええええええぇぇぇぇぇっ!!!
どういうこっちゃ???まさかの時間差攻撃!!!
以前にも、韓国からのお客さんが、集合時間に揃わない!という事件があったので、特段驚くことでもないのだが。
よくよく聞いてみると、今回の訪問は、「イルキチーム」と、「ビーケーチーム」という二つのチームの合同によるもので(一部重なる人がいる)、今日は「ビーケーチーム」がメインのセミナーだから、「ビーケーチーム」だけが先に来て、「イルキチーム」はあとから来るのだそうだ。
二つのチームに分かれていたなんて聞いてないよ~!
まあそれでも、予定どおりにやるしかない。
前日のセミナーの主体である「イルキチーム」と違い、今日のセミナーの主体である「ビーケーチーム」は、大学院生たちによるセミナーである。
以前の「課題解決型授業」で経験したノウハウを駆使して、韓国の大学院生向けのプログラムを作り、実践した。
こっちの思惑と、先方の思惑とに、若干の違いがあったものの、ひとまず、このプログラムは成功した、といってよい。3班に分かれた大学院生たちは、ちゃんとこちらの意図をくんでくれて、短い時間ながらも、とてもいい発表をしてくれた。
で、日本の(地方)大学の学生と、韓国の(地方)大学の学生を比較してみると、ほとんど変わらない、というのが僕の印象であった。
これはひょっとすると、俺の考えたプログラムは、グローバルスタンダードになるんじゃね?…いや、東アジアスタンダードくらいか?
ただ残念なのは、このセミナーに出ていた同僚は、僕以外にひとりしかいなかったことである。もったいない!
ここまでが第1部。午後2時からはじまる第2部は、別の部屋に移動して、こんどは「イルキチーム」のためのセミナーである。
第2部の段取りは、すべて先輩同僚にお願いしてあったので、こちらの方も談論風発、「イルキチーム」は満足したようであった。
かくして、長い1日が終わった。
「鬼瓦先生、本当にありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとうございました」
「記念写真を撮りましょう」
最後に全員で団体写真を撮って、セミナーは無事に終了した。
玄関でみなさんを見送ったのだが、玄関の外でまだみんながたむろしている。
「何してるんです?」
「写真を撮ってるんです。鬼瓦先生も入って下さい」
「わかりました」
2日間の連続セミナーが終わってホッとしたのか、みんな、解放感に溢れた笑顔をしている。
「まずはイルキチーム!」
パシャッ!
「はい、次はビーケーチーム」
パシャッ!
僕はイルキチームとビーケーチームの二つのチームの団体写真に、写り込んだのであった。
| 固定リンク
「職場の出来事」カテゴリの記事
- 疲労のピーク(2024.10.29)
- 2連勤の2日目・Tシャツを着て仕事をする(2024.10.20)
- 2連勤の1日目(2024.10.19)
- 取材というより雑談・2回目(2024.10.14)
- 秋祭りと怪ホテル(2024.10.12)
コメント
旅の空から帰ってきたが、ここには到底書けない話なので、コメント欄の方も読まなくてよろしい。
投稿: こちらもこぶぎ | 2020年1月19日 (日) 15時25分