決意表明、撤回!
1月4日(土)
先に、重大な決意を宣言した。それは、
「年賀状をやめる!」
という決意表明である。
だがその決意は、完全に揺らいでしまった。
その原因の第一は、こぶぎさんのコメントである。
いつになく情緒的なコメントである。しかも、「ラジオの神様」まで出されちゃったら、こっちとしてはもう、ぐうの音も出ない。
これでは、年賀状の返事を書かない俺の印象が悪くなるばかりではないか!
これで僕の決意が揺らいだ。
そして第二は、いただいた年賀状にあった、いくつかのコメントである。
若い頃お世話になって、いまはまったくお会いする機会のない、ご高齢の方からいただいた年賀状のコメントに、
「娘さんの写真を見て幸せな気分になりました。今年の写真が楽しみです」
とあった。
昨年、9カ月になる娘の写真を年賀状に載せた。娘の写真を載せたのは、初めてである。まあこれが、自分で言うのもナンだが、娘が花畑に囲まれたベンチに座って、カメラ目線で満面の笑みをたたえているという、ベストの写真だったのである。
ふつう、僕なんかもそうだけど、他人の子どもの写真が載っている年賀状を見ても、なんとも思わないというか、むしろ、
(なんで他人の子どもの成長を毎年見せつけられなければならないんだ?)
と思うこともしばしばである。
僕の年賀状の場合も、当然、娘の写真が載っていて愉快に思わない人が多いことだろう。
だがその方の場合はそうではない。心底から、僕の娘の写真を楽しみにしているようなのである。
うーむ。これは困った。
今年も当然来るはずだと思っていた年賀状が、何のことわりもなく、来なくなってしまったとしたら、その方はどう思うだろう。
楽しみにしていた写真も見られなくなり、それが原因で体調を崩し、床に伏せってしまったとしたら…。
そう思うと、年賀状を出さないことが、急に怖くなってしまった。
それに、年賀状の発行元に勤めている卒業生の顔も頭によぎった。
「前言撤回!年賀状を出す!」
ただし、1月3日までに自宅に届いた年賀状にかぎり、その返事を出すことにしたのである。
年賀状を買っていなかったものだから、近所中のコンビニを駆け回って、ようやくインクジェット用の無地の年賀状を人数分確保し、年賀状のデザインを決め、宛名を印刷して、投函したのであった。
…最初からそういう方針にすればよかった。
ちなみに、昨年に出した年賀状の枚数からくらべると、今年の枚数は、6割5分ほどである。
このまま、フェイドアウトしてくれると、ありがたいのだが。
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年賀状の歴史(年賀状博物館)
http://nengahaku.jp/history.html
中国の春節/韓国の新年のカードを送ろう
https://www.post.japanpost.jp/int/ems/greeting/situation/newyear_other.html#link02
ちなみに昨日、「年賀状に書いたコメントが、くせ字で読めない」というクレームが電子メールで来ましたけど(実話)。
投稿: こぶぎメール | 2020年1月 5日 (日) 10時29分