キーマカレー
1月29日(水)
何度も言うが、僕は断じて「イクメン」ではない!
世のイクメンの方に失礼である。
家に帰ってから一緒にお風呂に入ることがせいぜいなのである。まことにダメな父である。
今日は、母親の帰りが遅いというので、父親の僕が保育園に迎えに行き、夕食を食べさせたのであった。
夕食、といっても、昨日に作り置いていたキーマカレーである。
1歳10カ月になる娘は、さながら怪獣である。言葉も覚えてきたせいか、好き嫌いをはっきり言うようになった。
ショックなのは、父親が抱っこしようとすると大泣きして、母親の抱っこで泣き止むことである。
これはけっこう精神的にまいる。
今日も、保育園にお迎えに行って、自宅に着いたら、母親がいないことに気づいて、
「ママは?」
と、つまらなそうに聞いてきた。「ママ」とは言うが、「パパ」とはまだ言わない。これもまたショックである。
なんとか夕食のキーマカレーを食べさせて、「ごちそうさまでした」と言わせて、ようやくこっちがキーマカレーにありつける、と、食べ始めたとき、娘が僕のところに近づいて離れようとしない。
不思議である。いつもなら、そんな甘ったれた様子で近づいてきたりしないのだ。
とうとう軍門にくだったか!と思いきや、さにあらず。
「あれ?…ウンチしたでしょう?」
「うん」
「おむつ替えてほしいの?」
「うん」
といって、おむつのある場所に走り去って、おむつを一枚とってきた。
なあんだ。屎尿処理をしろってか!
おむつを明けてみると、たしかにこれではさぞ居心地が悪かっただろう、と思われるような屎尿の量である。
とくにこんもりしたウンチのほうは、いま食べ始めたキーマカレーと同じ質感である。
なんとかおむつを替え終わり、再び食卓についた。
目の前にあるキーマカレーを食べる勇気たるや…。
よく、このテの話を書くと、「お食事中の方はごめんなさい」と謝ったりするけど、僕は謝りませんよ。だって、食事中に起こった出来事なんだから。
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